先物取引

先物取引とは、商売において、売る側と買う側であらかじめ取引する価格を決めておく取引のことです。

ここではまず、先物取引の基本的な仕組を説明しましょう。商売とは物を買ったり売ったりすることです。世の中では多くの人や企業が、生産者が生産した物を買い付けて、市場で販売してお金を得ています。また生産者も、たとえば工業製品メーカーは様々な部品を買って製品を造っていますし、農家は肥料や種や農薬を買って作物を育てていますし、資源採掘業者は採掘するための機械を買って商品となる資源を手にしています。このように商売をするには何であれ、物を買って売るということが必要になります。

さて、そうなると重要になってくるのが、より安定して物を売買するということです。たとえば、せっかく高い肥料と種と手間暇をかけてコメを作ったのに、コメの卸売り業者にコメを売りつけることができなければ、農家は困ってしまいます。卸売り業者にしても、市場で売るためのコメを買い付けることができなければ商売になりません。また、コメ不足の場合には農家は高くコメを売ることができますが、コメの供給が過剰になった場合にはとても低い価格で売らなくてはならなくなります。卸売り業者からしても、豊作の年はコメを安く仕入れることができますが、不作の年は多額の支払いをしなければならなくなります。価格を上げるために、作りすぎた作物をあえて捨てるということもよく行われています。

コメなどの農作物に限らず、このように生産品の価格というのは常に変動しており、それを売る生産者も、買い付ける業者も常に価格変動のリスクを抱えているのです。

こうしたリスクを回避するには、あらかじめ買い手と売り手の間で、取引価格を決めておけばいいのです。たとえば農家と卸売り業者の間で、コメの収穫期の前に、お互いよく話し合ったうえで「収穫したコメをこの価格で売買します」という契約を交わしておくのです。こうすれば、農家も卸売り業者も、その年の収穫状況に関わらず、赤字の危険を抑え、予定していた通りの利益をあげることができます。

こうした、将来の取引についてあらかじめ価格を決めておく取引のことを、先物取引と言います。先物取引の理論を使えば、リスクを回避するだけでなく、将来の市場価格との差額を利用して儲けを得ることもできます。そのため、先物取引は非常に盛んに行われ、大きな市場を形成しています。

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