ECB

ECB(European Central Bank)とは、その名の示す通り、ヨーロッパの中央銀行としての役割を担う機関であり、日本語では「欧州中央銀行」と呼ばれています。日本における日本銀行や、アメリカ合衆国におけるFRBに相当する機関であり、ヨーロッパ経済だけでなく、世界経済にも大きな影響を与えている組織です。

ECBは、ヨーロッパの単一通貨「ユーロ」のための中央銀行として設立された、EU(欧州連合)の主要機関の一つです。1992年に調印された「マーストリヒト条約」によって、EUが設立された際、EUの単一通貨として創設されたのが「ユーロ」です。条約では、すべてのEU加盟国はユーロを導入し、ユーロによってEU全体の金融政策を行う、ESCB(欧州中央銀行制度)が施行されることが規定されていました。そのESCBの中心機関として設立されたのが、ECBです。

ところが、イギリス、スウェーデン、デンマークなど、一部のEU加盟国がユーロ導入を拒んでいるため、28カ国のEU加盟国のうち、19カ国(2015年2月現在)にしかユーロは導入されていないのが実情です。そのためECBは、ユーロ導入済みの19カ国の中央銀行と共に、「ユーロシステム」と呼ばれる制度を設立し、ユーロ圏内の金融政策を行っています。

ECBは、役員会(Executive Board)と政策理事会(Governing Council)により構成されています。役員会は、欧州理事会により任命された総裁と副総裁、4名の役員の6名で構成されており、政策理事会は、役員会の6名に加え、19カ国のユーロ圏の中央銀行の総裁により構成されています。このうち政策理事会が、ECBの最高意思決定機関とされており、ユーロ圏経済の安定を図るため、6週間ごとに、金融政策の策定を行っています。

2015年1月、ECBは金融政策として初めて、量的金融緩和を発表し、大きな注目を集めています。ECBの発表したこの金融政策は、どのような意味を持ち、日本経済にどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは、ECBの組織や役割についての基礎的な情報を述べると共に、ECBが実施した量的金融緩和や日本経済との関係について解説していきます。

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