南海泡沫事件とは何か

南海泡沫事件は、アダム・スミスのあげた株式会社についての事例の1つです。

バブル経済のバブルの語源

先ほど、株式会社は詐欺の温床かという話のさわりを書きました。アダム・スミスはこのような状況を前提に、さらに今から書く、南海泡沫事件を例として、株式会社は今後発展していくことはないだろうという考えを述べました。

この南海泡沫事件とは一体何かというと、1720年春から秋にかけてイギリスで起こったイギリスの大蔵大臣を務めたロバート・ハーリーが設立した南海株式会社という特許会社の株式への空前の投機ブームによる価格上昇と、その後の信用下落による株価の下落についての一連の騒動で、バブル経済のバブルの語源となりました。

このように証券市場でバブルが発生しているのを見て、確実ではない、儲かるのではないかという期待だけで株価が乱高下してしまう株式会社は今後存在し得ないのではないかとアダム・スミスは考えたのです。

しかし、株式会社は特権会社の域を脱することができました。これは、フランス革命に代表されるような近代の市民革命によって絶対王政の権力は分散化されました。三権分立の考え方です。

そしてこの考え方は株式会社にも導入されました。日本で言えば、株主総会、監査役会、取締役会です。株主総会は国会であり、監査役会は司法、取締役会は行政に当たります。国によって民主主義の形が多少異なることから、株式会社形態も多少異なることは言うまでもありませんが、結果として、株式会社は今日でも存在し続けているのみならず、資本主義社会及び社会主義社会の経済をけん引する重要なパートとなったのです。

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