各国の金利政策を見てみよう

新興国などは金利を高く設定し、預金者を獲得しようとしています。

国ごとの金融政策の違い

中央銀行の金融政策でも書いたように、中央銀行はその国の貨幣経済の浮き沈みを決定する重要な政策である金融政策を実施しています。この金融政策はその国の経済の状態などを判断しながら実施されます。現状では、サブプライムローン問題、ギリシャなど、欧州の債務問題、東日本大震災などの昨年起きた自然災害によって、世界の主要国は軒並み経済が停滞しています。

こうした中で元気なのが新興国で、ブラジル、ロシア、インド、中国など、いわゆるBRICsなどの国々です。これらの国々は経済発展の途上にあるため、国内での建設需要や所得向上に伴った消費需要が非常に旺盛です。これは内需に当たるものですが、基本的にはWTOの下で主要国から流入した資金や技術を活用し、それを主要国に輸出し、所得を向上させるというモデルに依存しています。しかし、行き過ぎると主要国から第2次産業が流出し、雇用を悪化させ、結果として新興国からの輸出攻勢に耐えられなくなります。

アメリカではサブプライム問題発生後、消費が停滞し続けています。欧州も国家債務が多くなり、税金が上がる懸念から消費が冷え込んでいます。日本も同様に消費が冷え込んでいます。こうした中で、各国は市中に資金をたくさん流通させ、企業がその資金を活用して積極的に活動できるよう、金利を低くする政策を採っています。日本は主要国の中でも群を抜いて低い金利水準となっています。

主要国は今までの実績などで信用力があるため、これでもまだやっていけますが、新興国は信用が低いため、金利を高く設定し、預金者を獲得しようとしています。このため、中央銀行もこの金利政策を行わせるために高めの金利を設定します。ちなみに、中央銀行は直接預金者から預金を預かることはありません。その他の銀行から強制的に預入をさせます。そして金利を付けて返すようになっています。ここの金利を専門的には公定レートと言います。

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