実質GDPとは?

GDPには実質GDPと名目GDPがあり、実質GDPとはインフレ率を反映したGDPです。

本当の生産量を表す実質GDP

実質GDPとはインフレ率を反映したGDPのことです。実質的な生活水準を図る上では実質GDPが重要となります。

GDPには実質GDPと名目GDPとよばれるGDPがあります。名目GDPは、新たに生産した金額を足すと求められます。しかし、この名目GDPには問題があります。なぜならGDPで一国の生産量を求めたいのですが、名目GDPのままでは物価が変動すると正確に生産量が表されなくなるためです。

たとえば、一国内での生産量は変わらないのに、すべてのモノの価格が2倍になり、物価が2倍になったとします。すると、生産量は変わらないのに、生産をした金額は2倍となり名目GDPも2倍となります。物価が2倍になっているため名目GDPが2倍になっても、それは生産量の増加ではなく物価上昇によるものだとわかります。

実質GDPは物価上昇率を考慮したGDPです。ある年から翌年にかけて物価が2倍になったなら翌年の実質GDP=翌年の名目GDP/2になります。つまり仮に物価が2倍になった年に名目GDPが1.1倍になったとしても実質GDPは0.55倍で逆に下がっていることになります。

実質GDPは物価上昇率を考慮したGDPです。実質GDPとは名目GDP/物価という関係になります。なお、GDPの計算の際の物価指数をGDPデフレーターといいます。

通常、GDP統計が発表され、何%プラス成長とか議論されるのは実質GDPについてです。なぜならば、本当の生産量を表しているのは実質GDPになるためです。

物価の変動分を考慮して評価したものを実質GDPといいます。実質的な経済活動の規模が伸びているのか、あるいは低下しているのか、実質的な成長率を見るためには、物価の上昇分あるいは下落分を加味した実質GDPがよく用いられます。

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