産業の空洞化ってなんだろう?

日本のメーカーは円高対策、そして人件費の安い東南アジアに工場を移転して行くことになります。

バブル経済につながる原因

先ほども書きましたが、アメリカはブレトンウッズ体制の下で兌換紙幣を発行していましたが、思いのほか西側諸国の経済は拡大し、アメリカが保有していた金ではやっていけない状態に陥りました。その後、苦しくなったアメリカは1980年代に貿易不均衡の是正を日本に対して求めるようになります。これがいわゆる日米貿易摩擦です。

日米貿易摩擦の結果、アメリカは日本に対して変動相場制に移行させることに成功します。結果、日本は急速な円高になってしまいまいした。今現在も1ドル80円くらいではありますが、当時は1ドル360円くらいから突然80円代に入りました。突然4倍強の円高となったのです。そうすると、今まで日本国内で製造していて売れたものが、為替のために価格競争力を失うようになってきます。

日本のメーカーはこの危機を克服するために、為替で損をしない、そしてさらに日本より人件費の安い東南アジアに大挙して工場を移転して行くことになります。このことによって、日本に今まであった産業の一部が無くなっていくことから、これを産業の空洞化とよぶようになりました。

産業の空洞化は、既存の産業に就労していた人々の雇用を奪うのみならず、今まできちんと循環していた資金の流れを大きく変えてしまうことになります。なぜなら、銀行は貸し手のメーカーがいなくなってしまうからです。結果として、行き場を失った資金は、安定的と思われていた土地や株に資金がまわっていくことになります。これがいわゆるバブル経済につながる原因となります。

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