サブプライムローン問題と円高

2000年代中頃、アメリカで信用力の低い人々に貸し出した住宅ローンが焦げ付き始めました。

円高になり続ける現象

バブル経済が崩壊すると、今まで順調に値上がりしていた土地や株価が下落していきます。結果、銀行は大量の不良債権を抱えて倒産する銀行も出てきます。このような痛手の中で、日本は長引く低成長期に入っていくことになります。現在、失われし10年とか、失われし20年などと言われています。

それでも、小泉純一郎首相が就任した2001年から2006年の間位に、日本は実感なき好景気の時期が訪れます。なぜ実感がないのかと言うと、日本はデフレスパイラルの中で給料が少しずつ下がっていたから、好景気を実感できなかったようです。

それでも、日本経済は順調にバブル経済の痛手から回復の傾向を見せていました。しかし、その回復に陰りが出始めます。2000年代中頃にアメリカで問題となった、信用力の低い人々に貸し出した住宅ローンが焦げ付き始めたからです。この信用力が低い人々のローンをサブプライムローンと言いますが、このサブプライムローンを債券市場で大きく扱っていたリーマンブラザーズが2008年に破産します。この破産に端を発し、世界の信用市場が一気に収縮していくことになります。結果として、そのアメリカの景気に頼っていた日本の景気も悪くなると言うことになってしまいました。

こうした状況では、日本の円の信用力もなくなってきますから、当然円安になるはずです。しかし、実際には円高が記録をどんどん更新していきました。どうしてでしょうか。それは、アメリカが信用収縮でドル安、ヨーロッパも域内の国で国家財政が破たんしそうになるなど問題を抱えてしまっていたため、ユーロ安になってしまっていたからです。結果として、残る円に資金が集中してしまい、日本も景気が低迷しているのにもかかわらず、円高になり続けると言う現象が続くことになりました。

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