貿易はなぜ必要?リカートって?

国の富を蓄積していくために、貿易を行うことが重要です。

リカードの比較生産費説

先ほども書いたように、国の富を蓄積していくために、貿易を行うことが重要です。この貿易は、自国の有利な産業でたくさん生産を行い、それを輸出する形です。このような輸出の形態を国際分業と言います。国際分業の有利性について、早くから主張していたのが、イギリス人のリカートになります。

リカートは、一国で必要なものを、一国内で賄うと生産力の無駄が出ると考えました。例えば毛織物が盛んな国、小麦の生産が盛んな国、ワインの生産が得意な国があるとすれば、これらの国々は自分の得意な生産分野に特化して、そして余剰分を交換すれば、お互いに生産力も無駄にならず、国の富が増えていくと考えました。

しかし、この話には落とし穴があります。それは何かと言えば、生産性の向上問題を無視しているということです。それは何かというと、例えば小麦、いくら頑張っても生産量はさほど上がりません。ワインは多少、生産方法を変えれば生産量が上がるかもしれません。これも、劇的な変化は見込めません。しかし、毛織物は、産業革命によって飛躍的に生産量が上がっていることもあり、何倍、いや、何十倍、何百倍にも膨れ上がることになります。結果として、毛織物を生産していた国が数年後に一番儲かるということになります。

とはいっても、このように極端な例は少ないといえます。やはり、国の中で自国で有利な生産を多く行うことは必要な行為で、この点において、貿易は重要であり、リカードのこの一連の主張を比較生産費説と言いますが、有力な考え方となってきます。

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