アジア通貨の顔、人民元の実力

人民元とは中国の通貨の名前です。人民元は中国の中央銀行である中国人民銀行が発行しています。中国は社会主義国のため、以前は資本主義経済に代表される自由な取引は行われていませんでした。そのため人民元というお金も国外に流通することなく、国内だけで取り引きが行われていました。

しかし、中国が1990年代からはじめた改革路線が中国経済を大きく変えることになります。中国本土に日本をはじめとする資本主義国の企業の支社や支店などが続々とでき、中国は世界の工場として驚異的な発展を遂げていきました。そして人民元もそれに伴い、他国との取引で利用されるようになります。中国の人民元は徐々に国際化が進んでいき、今では外国為替市場で国際通貨として取引が行われるまでになりました。

けれども、徐々に国際化が進んでいるといっても、未だに人民元は自由な取引ができる通貨ではありません。人民元の相場は管理変動相場制が採用されていて、中国政府の意向で値動きの上下幅が決められています。しかし、国際化を狙う中国はさらなる発展には人民元の自由な取引が必要なこともわかっています。水面下では人民元の自由化が進んでいるといわれています。

人民元とは以前は国内だけで流通していた通貨です。そのため、人民元の取引は中国国内の市場、つまりオンショア人民元(CNY)で行われていました。しかし、経済の発展とともに中国当局は2009年(平成21年)に香港との間で人民元建てでの貿易を解禁します。これらの自由貿易の影響から、香港を中心にして中国以外の国との通貨取引を対象としたオフショア人民元市場(CNH)が発展します。

今でもオンショア人民元(CNY)とオフショア人民元(CNH)の2つの市場が存在し、それぞれ参加者も為替レートも異なる取引が行われています。そのため、日本の金融機関やFX会社で取扱われている人民元は、表記が数字の末尾にCNY、CNHと書かれています。それは、それぞれどの市場から調達した人民元なのかを表しています。

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