ヨーロッパ諸国の悲願、地域統合

ヨーロッパの地域統合は過去の度重なる戦争がきっかけです。ヨーロッパ大陸は互いに国境を接する国々が、絶えず戦争を繰り返してきたという歴史がありました。特に、第1次世界大戦(1914〜1918年)では、ヨーロッパが主戦場となりました。そのため、各国の被害は甚大でした。そう簡単に立ち直れないほどでした。そういった過去の過ちの中から、不戦と平和に向けた取組が模索され始めます。そして、そのひとつの形態として、欧州統合の兆しが見え始めました。

地域統合とは国を越えた一定地域内で、商品、資本、労働力などの移動を自由化し、一つの大きな自由市場を形成することです。その地域内での経済的な結びつきを強めることです。関税の撤廃や貿易に関する規制の廃止、人の移動の制限をなくし、市場経済を統合することを地域的経済統合といいます。一番わかりやすい例はEU(欧州連合)かもしれません。

1950年代のヨーロッパは、西側諸国と東側諸国との間で冷戦状態でした。そんな中、西側諸国で、ヨーロッパを統合しようという気運が高まっていきました。ベルギー、フランス、西ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、オランダの6ヶ国がECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)を設立します。石炭と鉄鋼を共同で開発していくことで、歴史上何度も対立をしてきたフランスとドイツの和平を進めました。ヨーロッパで戦争が起こらないようにするために考えられた策です。

ECSCの成功を経て、ヨーロッパ諸国が経済統合をしていく大切さをヨーロッパ各国の人々が実感し始めました。さらに経済分野とエネルギー分野での経済統合を目指して、EEC(欧州経済共同体)とEURATOM(欧州原子力共同体)が結成されます。

その後にECSC、EEC、EURATOMの3つが合体してEC(欧州共同体)となります。これはのちに進められるEUの前身です。

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