外貨預金と外貨MMFの違い

外貨預金と外貨MMFの大きな違いは商品性です。外貨預金は銀行に外貨を預入する預金商品ですが、外貨MMFは投資信託の一種です。

外貨預金は銀行、外貨MMFは証券会社が取り扱う

外貨預金は、その名のとおり外貨で預金することを言いますが、類似の商品として外貨MMFという商品があります。どちらも米ドルやユーロ、英ポンド、豪ドルなど、取り扱う金融機関によって差はありますが、対象通貨は様々です。また、どちらも主な投資目的は高い運用利回りや為替差益狙いです。そしてリスク面はどちらも外国為替取引となるために、為替変動リスクがあるといったメリットとデメリットもほぼ同じです。しかし商品の仕組みは全く別物であり、いくつかの留意しておかなければならないことがあります。

外貨預金と外貨MMFの大きな違いは商品性にあります。外貨預金は、銀行に外貨を預入する預金商品ですが、外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド)は投資信託の一種です。外国為替相場や投資対象である債券の相場変動が価格に影響するので、外国投資信託とも呼ばれています。投資信託は、投資信託ごとに設定された運用方針に基づき、様々な金融商品をひとまとめに運用管理者(ファンドマネージャー)が運用し、その成果を投資家に分配する仕組みの金融商品です。外貨預金は、外貨ベースでの元本は保証されていますが、外貨MMFは運用方針に基づき高い格付けの短期証券に投資していますので、債券価格の変動などにより必ずしも元本保証と言い切れるものではありません。しかし、組入れ商品の短期証券は高い安全性や流動性を有している金融商品であり、債券価格の変動も小さく、外貨ベースの元本割れリスクは比較的小さい構造となっています。

外貨預金と外貨MMFの違いはその成り立ちにもあります。外貨預金は古くから銀行等が取り扱っていますが、外貨MMFは主に証券会社が取り扱っています。銀行等では、古くから海外との貿易や海外旅行などのために顧客に対して外貨を融通してきたため、その受け皿として外貨預金が利用されてきました。

外貨MMFは、証券会社が自己で預金を受け入れられないので外貨預金口座を利用できないことから、外貨預金にかわって外貨MMFが外国債券や外貨建て投信や外国株式などの決済口座として利用されてきました。外貨MMFを利用することによって、分配金や解約代金などで受け取った外貨を円に転換することなく外貨のまま保有できるからです。外貨のまま保有すれば、円高や円安などの為替レートの変動を気にすることなく、また円と外貨を交換するたびに必要な為替手数料も必要ないためコスト削減にもなります。証券会社を利用して為替取引に関わる資産運用を行う際には、必須の口座とも位置付けられていたため、性質は外貨普通預金と類似したものとなっています。

運用利回り面では、実際に大きな金利差などは見られません。外貨預金の金利は取扱金融機関によって定められるため様々ですが、概ね市場利回りが基準となっています。外貨MMFは市場金利を基準に取引されている短期証券の運用成果によって、投資利回りは変動します。そのため、どちらも実勢を反映した投資利回り水準となっていることが考えられるため、取扱金融機関や投資利回り、商品性など、実勢に応じた柔軟な対応が望ましいでしょう。

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