社債とは

社債とは、明治末期に誕生した企業の資金調達手段です。

日本の経済発展を促進させた社債

社債とは、明治末期の大規模な恐慌の際に誕生した、企業の資金調達手段です。社債は、株価の変動に影響されずに、多額の資金を長期に渡って借り入れることのできる新しい手段として、日本の資本主義制度の発展とともに、その仕組みが形成され、発行市場も大きく発展していきました。

社債とは企業が発行する債券、いわゆる借用証書のようなものです。投資家は社債を購入し、企業に資金を貸し出すことにより、定期的に利息を得ることができます。企業は、借り入れた資金を償還期限まで運営資金として活用することができます。そして、発行時に定めた償還日に、借りた資金を投資家へ返還します。

社債とは、発行企業にとっては負債であるため、償還日には元本の返済と利息の支払いの義務が生じます。しかしながらその分、株の価格変動に影響されることなく、安定した資金供給が見込めるという大きなメリットがあります。

また、社債の登場により、株式で資金を集めることができないような中小企業も、個人投資家に社債を購入してもらうことによって、まとまった運営資金を得ることができるようになりました。そして、経営の拡大や新事業への進出へ乗り出すことが可能となったのです。そうした意味では、社債とは、日本の経済発展を促進させるという大きな役割を果たした制度であると言うことができます。

1996年の「金融ビッグバン」以降、社債は完全に自由化され、あらゆる会社が社債を発行できるようになりました。また、証券会社だけでなく、銀行等の金融機関においても、国債に並ぶ債券投資商品として、社債が取り扱われるようになりました。

現在は、一般的な「普通社債」をはじめ、所有する社債を株式に転換することのできる「転換社債型新株予約権付社債」、発行会社の新株を購入する権利が付与されている「新株予約権付社債」といった、株式と連動させた運用性の高い社債や、個人投資家向けに、最低購入金額を低めに設定した「個人向け社債」等、バリエーション豊かな社債が提供されています。

本来、社債とは、額面金額の償還が約束された、リスクの低い投資商品でしたが、近年の多様化により、中には元本割れの可能性のある商品も出てきました。社債を購入する際は、金利だけでなく、発行会社の信用力や付加された条件等をしっかり確認することが大切です。

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