アベノミクスの効果

最初はアベノミクスの効果として、円安などによる経済の回復が期待されていました。

アベノミクス効果に沸く日本

アベノミクスの効果は、アベノミクスの政策の発表時には、円安による輸出の増加や経済の回復が期待されていました。

当初、アベノミクスの効果でまず最初に変化が見えたのが、為替と株価でした。円高が続いていた為替ですが、円安に変化して、車や半導体といった製造業やメーカーなどの企業の輸出が増え出しました。

その効果もあり、2013年の春闘ではトヨタ、ホンダ、日産など、大手自動車会社の労働組合はボーナスの満額回答の提示を受けたほどで、今後は様々な業種でベースアップに向かう期待感がありました。また、日経平均株価も右肩上がりに上昇し、テレビでは株投資を行っているタレントがクローズアップされたり、ネット上でも投資関連のサイトに注目が集まり、富裕層の個人投資家を中心に景気回復の機運が高まっていました。

そして、「アベノミクスの経済政策で日本経済も息を吹き返した」「長らく続いた不況からの脱出に光明が差した」と期待感も徐々に膨らみます。百貨店などでは高額商品も売れ始め、2013年は日本全体がアベノミクス効果に沸いていました。

しかし、翌年の2014年4月に消費税が増税されると、景気への期待感に変化が生じはじめます。増税前は駆け込み需要があり消費が増えましたが、4月にはその反動で落ち込みが目立つようになります。5月には一時持ち直しますが、以降は徐々に増税の負担が大きく影響し、増税直後の4〜6月期GDPは東日本大震災以来の大幅下落となりました。

けれども、2014年10月末の日銀の金融政策決定会合での追加金融緩和が発表されると、再び為替と株価が反応し、さらなる円安と株高に進みました。政府が行う政策に対して敏感に反応するのは、お金が流れやすい為替や株だということが、改めて分かった現象でした。そして、7〜9月期のGDPが2期連続のマイナス成長だと分かり、アベノミクス効果を期待していた経済の回復は、残念ながらまだ見えないことがはっきりしました。

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