定額年金と変額年金

個人年金保険は、受取期間による分類に加えて、運用方法による分類もあります。

インフレへの対応にも違い

個人年金保険は、先に述べた受取期間による分類に加え、もう一つの分類方法があります。運用方法による分類で、年金額が固定されている「定額年金」、運用実績により年金額が変動する「変額年金」と呼ばれています。ここでは、定額年金と変額年金の違いについて見てみましょう。

定額年金とは、積立利率を長期間固定し、一般勘定で運用されるタイプの年金で、受取年金額の最低保証が設定されています。運用利率があらかじめ決まっているため、運用リスクは少なく安全性が高いのですが、あまり大きな利益も見込めず、長期の固定であるため、インフレ対応も難しいと言えます。

これに対し変額年金は、年金額が保険料の運用実績により変動する商品です。契約者が選んだ特別勘定(ファンド)を通して国内外の株式や債券などの投資信託で運用されるため「投資型年金保険」と呼ばれることもあります。大きな収益を狙うのに適しており、長期運用の一番のネックであるインフレにも対応することができるため、近年販売数を増やしている商品です。

ただし、変額年金の場合には、年金受取額の最低保証がなく、運用結果については契約者が自分でリスクを負う自己責任の仕組みになっており、場合によっては元本割れを引き起こす可能性があります。

また、ファンドの信託報酬(0.5%〜2%程度)が毎年かかるということも忘れてはなりません。長期間運用すればするほど、それだけ手数料としてかかる金額も大きくなるため、年間数%だからといって甘く見てはいけません。

このように、定額年金と変額年金にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらの方が絶対的に良い、と言うことはできません。さらにここ数年、変額年金の多様化・多機能化が進み、最低保証がついたもの、死亡保障がついたもの等、様々な商品が取り扱われるようになってきています。安全性と収益性、そしてコスト面のバランスがとれた商品を選び、賢く老後資金を貯めていきましょう。

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