空売りと株式市場

空売りは、株式市場の下落局面で利益があげられます。

空売りは、株式市場に大きな影響を与える

空売りは、株式市場が下落局面にある時に、利益をあげることができる株式投資方法です。証券会社から借りた株を売買することによって利益を得る信用取引の一種であり、ある意味、裏技的な手法だとも言えます。利益が大きい分、失敗した場合の損失リスクも大きいため、以前は機関投資家などが行う取引とされていました。しかし最近は、信用取引の規制の緩和と株のインターネット取引の普及により、個人投資家でも気軽に行うことができるようになりました。

空売りは、株式市場に大きな影響を与える取引です。空売りが行われると、市場にその銘柄が多く流通するようになって、供給量が増えるため、株価が引き下げられます。一般的に、空売りが行われている時の方が、株価は下がる傾向にあると言われています。

空売りは、株価の下落幅が大きいほど、高い利益を得ることができます。そのため、悪質なヘッジファンドなどは、空売りをしかけ、意図的に株価を下落させることがあります。ヘッジファンドとは、富裕層や機関投資家などから資金を集めて、様々な方法で資産運用する法人です。

ヘッジファンドは資金力が大きいため、空売りで取引する額が大きく、その分、株式相場への影響も大きくなります。ヘッジファンドがまとめて空売りを行い、株価が大きく下がると、個人投資家達は、それがヘッジファンドがしかけたものとは気がつかず、その動きに倣って空売りを行います。その結果、ヘッジファンドの狙い通りに株価がさらに下落するので、ヘッジファンドはそのタイミングで一気に買い戻して、大きな利益を独り占めするのです。

このような空売りを利用した株式市場の操作を防ぐため、さまざまな法的な制限や規則が導入されるようになりました。いわゆる「空売り規制」と呼ばれるものです。空売りを行う際には、こうした規制に抵触しないように気をつける必要があります。

しかし、厳しい規制には、株取引の自由を奪い、市場の動きを鈍化させてしまうという別の問題がありました。そのため、リーマンショック後より導入されていた「空売りの価格規制」は、2013年に一部の規制が緩和されました。そして近年、空売りの市場は個人投資家の参入も増え、活発な動きを見せています。

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