空売りのメリット

空売りのメリットは、株価が下落していても利益があげられることです。

企業の業績不振や不況などの逆境がチャンスになる

空売りのメリットは、株価が下落している時でも株取引を行い、利益をあげることができる点にあります。通常の現物取引の場合は、株価が上昇傾向にある時に株を購入しておき、さらに株式価格が高くなったタイミングで株を売却することにより、利益を得ます。そのため、株価が下落傾向にある際には、損益が出る可能性が高いため、取引を自粛するのが基本です。

これに対し、空売りは株価が下落し始めた時に株を売却し、さらに株価が下がったタイミングで買い戻すことにより利益をあげる信用取引です。つまり、株価が下落傾向にある時ほど、利益をあげることができる投資方法なのです。

そのため景気が悪く、東証平均株価も下落し、投資家の多くが株取引を控えているような状況下でも、空売りを使えば利益をあげることが可能となります。企業の業績不振や不況といった逆境を逆手に取って、利益を得ることができるという点が、空売りの最大のメリットだと言えるでしょう。

空売りのもう一つのメリットは、リスクヘッジとして活用できる点にあります。株式投資をしているとわかることですが、株式価格は、その企業の業績のみで決まるものではありません。為替相場の変動や日経平均株価の変動、政治情勢、国際情勢など、様々な要素の影響を受けて日々変動しています。

例えば、製造業全体の売り上げは落ち込んでいる中、ある部品メーカーA社の業績は好調であったとします。この場合、A社単体でみると、株価は上昇すると予測されますが、市場全体でみた場合には、株価は下がる可能性があります。このような時、A社の株を購入すると共に、日経平均のETF(上場投信)を空売りしておくという、戦術があります。

ETFとは、日経平均株価や東証株価指数の動きに合わせて動くように作られた投資信託であるため、日経平均株価が下がれば、ETFも連動して下がります。そのため、ETFを空売りしておくことにより、株式市場全体の下落に合わせて部品メーカーの株価も下がってしまった場合に、その損失分を、ETFの空売りによって得た利益で補うことができるのです。下落の局面でも利益をあげられるという、空売りのメリットを生かした戦術だと言えます。

つまり、株の購入と空売りを併用することにより、株価が下落した時にも、上昇した時にも利益が出るように、対応することができるのです。このように、リスク回避手段の一つとして利用できるのも、空売りのメリットだと言えます。

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