先物取引の歴史

農作物における先物取引の歴史は、紀元前20世紀のインドで始まったとされています。

先物取引の歴史はとても古い

先物取引の歴史をご紹介します。

まず、将来の物の売買の価格をあらかじめ決めておくことを、先物取引と言います。たとえば、秋に収穫する農作物をいくらで売買するのかを、農作物を育てている夏の間に、「小麦10トンを1トンあたり5万ドルで取引する」といった具合に、農家と農作物を取扱う商人の間で取り決めておくのです。こうすれば、収穫した後になって取引する相手がいないということになったり、市場の価格変動で、農作物を法外に安く売ったり、あるいは高く買わなくてはならないという危険もありません。

こうした農作物の先物取引の歴史は、なんと紀元前20世紀のインドで始まったそうです。随分と古いですね。その後、古代のギリシアやローマでも農作物の先物取引は行われました。紀元前20世紀のインドやギリシア、ローマというと、世界最古級の文明が育まれた場所ですから、人類が物の売買を始めたころから、先物取引は行われていたということです。先物取引の歴史はとても古いと言えますね。

先物取引の歴史では、古代においては市場と言えば、現物が持ち寄られて直接売買が行われる場所でした。先物取引も、そうした売買取引の手法のひとつでした。時代が下り、物の売買が一層盛んになると、市場も発展します。他人と他人の商談を取りまとめる仲介人が多く登場し、現物を伴わずに取引が行われることが増えてきます。そうなると、先物取引はより一層盛んに行われるようになり、先物取引を専門的に行う先物市場が形成されます。イスラーム世界との接触で大いに商業活動が盛り上がった12世紀のヨーロッパ市場で、近代先物市場の取引方法の原型が生まれたと言われています。

先物取引の歴史の上では、17・18世紀になると、さらに組織化された先物市場がヨーロッパに登場します。世界初のバブルとして有名なチューリップ・バブルは、オランダの先物市場で引き起こされました。またこの時期は日本では江戸時代にあたりますが、この時期の大阪で行われた将来受け渡しのコメ取引も、組織化された先物市場の一例と言えます。

近現代の先物取引の歴史の中で特に重要なのが、19世紀のアメリカのシカゴに設立されたシカゴ商品取引所です。ここではトウモロコシや小麦などの農産物の先物取引が行われました。このシカゴ商品取引所を中心とした穀物市場が、現代の先物市場の原型となりました。

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