先物市場のルール

先物市場のルールや仕組みを導入して、取引所は活性化に努めています。

原資産や単位や制限などのルール

先物市場のルールには、いくつかの細かいものがあります。市場の参加者が勝手に取引をしては、不正や無用なトラブルが発生しますし、色々と無駄も生じます。取引所は、先物取引がより効率的に行われるために、いくつもの先物市場のルールや仕組みを導入し、活性化に努めています。そうすることで、より多くの人が取引に参加して取引量が拡大し、経済が発展していくのです。

まず原資産についての先物市場のルールです。先物取引では農作物や地下資源などの原資源が、多く取引対象となっています。もしも取引所で取引される原資源の品質にばらつきがあり、明らかに低品質な資源が蔓延していたら、だれも取引所で取引しようとは思いません。そこで取引所は先物市場のルールとして原資産の品質基準を設け、取引される資源の品質維持に努めています。

また先物取引の期限となった時の、原資産の受け渡し方法や受け渡し場所も取引所が取り決めます。もしも遠い外国産の資源を取引した時に、資源は用意されていても運搬方法が用意されていないとなれば困りますよね。取引所は、取引した資源がきちんと貨物船に積み込まれ、決まった日時に決まった場所に運び込まれるかといったことについての確認を行っています。

先物市場のルールには、単位というものがあります。取引所は、一つの先物取引で取引される原資産の量を定め、一単位として扱っています。その方が、取引する際にいちいち量を細かく決めずに済みますし、一単位あたりの価格が分かるので、取引が簡単になります。

先物市場のルールには、取引の制限についてのものもあります。取引所は、市場に混乱が起きないように、取引にいくつかの制限を設けています。値幅制限は、一日の先物価格の値動きを制限するものです。たとえば石油一単位あたりの値動きの幅を1ドルまでと定め、それを超える場合にはその日の石油の取引を終了させます。よくニュースで「ストップ高」や「ストップ安」という言葉が聞かれますが、これは、市場価格が値幅制限に達して、価格がストップしたということを意味しています。また、一人の投資家が一度に抱えられる取引の数も、制限されています。たとえば一つの限月(満期)に200取引まで、すべての限月で合計900取引までというように制限を設けます。こうすることで、大きな資産を持つ投資家が市場を独占しないようにしています。

このようにして先物取引が公正かつ円滑に行われるように、様々な先物市場のルールが定められています。先物取引は将来における取引ですので、詐欺や契約の不履行が起こりやすいものです。取引所は、取引を細かに監視し制御することで、参加者が安心して取引できるようにしているのです。

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