ウォンの見通し

韓国ウォンの見通しは、ウォン高円安の傾向が続くと予想されています。

アメリカの利上げが、ウォンに及ぼす影響

韓国ウォンの見通しは、明るいとは言えない状況であり、今後しばらくは、ウォン高円安の傾向が続くと予想されています。その一方で、2015年2月には、1ドル1110.7ウォンという今年最高値を記録するなど、ウォン・ドル為替レートは、ウォン安傾向となっています。

この背景には、アメリカの金融政策の影響があります。FRBは、2015年2月の金融政策報告において、アメリカの経済状況を慎重に見極める必要があるため、利上げ時期は6月以降になるとの見通しを公表しました。6月以降という、具体的な時期を挙げてきたということは、利上げがいよいよ現実的になってきたことの表れです。

日本や韓国において、FRBの一挙手一投足が大きく取り上げられるのは、アメリカの利上げが、円やウォンの見通しにも影響を与えることに拠ります。アメリカが政策金利をあげると、米ドルを買う動きが促進されるため、ドルの価値は高くなります。そして、ドルの価値が上がった分、アジア通貨は相対的にその価値を下げることになります。

専門機関は、中国の人民元とマレーシアのリンギット以外のアジア主要通貨は、対ドル価値を下げるだろうと分析しています。その中でも、価値下落幅が最も大きくなるとの見通しが出ているのが、韓国ウォンです。

ウォン高による貿易不振によって苦境に立たされているで、アメリカの利上げによるドル高ウォン安は輸出競争力を回復させ、ウォンの見通しも明るくしてくれるように思えます。しかしながら急激なウォン安は、別の問題を引き起こす可能性があると指摘されています。

通貨の価値が下落してしまうと、投資家達は価格が下がりきらないうちに通貨を売り払おうとするので、通貨の価値が暴落してしまいます。さらに、それに連動して株や国債などの国内の資産も下落してしまうので、経済全体が大きく混乱する可能性があります。つまり急激なウォン安は、1997年のアジア通貨危機のような金融危機を引き起こしかねないのです。それゆえFRBの利上げ以降のウォンの見通しは、かなり不透明なものとなっています。

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