BRICsの経済成長

BRICsは今後、世界経済において大きな影響力を持つ可能性があります。

天然資源と労働力という武器

BRICsは経済成長が著しく、近い将来、世界経済において大きな影響力を持つ可能性があると示唆されています。リーマンショックの煽りを受け、米国や日本、EU諸国などの先進国がマイナス成長に落ち込んでいる中、BRICs4ヵ国の経済成長率は平均で年6%という、高い水準の経済成長率を保っています。

先に述べた通り、BRICsの経済成長は、豊かな天然資源と豊富な労働力、そして大きな消費市場という3つの要素によって支えられています。BRICsのいずれの国も、この3つの要素を共通して持っていますが、天然資源と労働力、どちらを主要な武器としているかで、BRICs諸国を二つの系統に分類することができます。

BRICsのうち、ブラジルとロシアは、主に鉱石や天然ガスや石油などの天然資源の輸出により高度な経済成長を遂げました。ブラジルは最も鉱物資源が豊富な国の一つであり、鉄鉱石の輸出量は世界第1位となっています。またブラジルは、世界有数の宝石原石の産出国でもあります。ロシアは、名高いエネルギー大国で、天然ガスや石油の産出量は世界トップクラスとなっています。2014年の石油生産量は、ソ連崩壊後、最高値を記録しました。21世紀初頭の天然資源の市場価格の高騰により、ブラジルとロシアの両国は天然資源の主要輸出国として、飛躍的な成長を遂げたのでした。

一方、BRICsのうち、莫大な人口を生かして安い労働力を提供することによって大きな経済発展を遂げたのが、インドと中国です。インドと中国は、安価な働力を生かして、製造コストの削減を行うことにより、先進国の工場を数多く誘致して、世界の生産工場としての地位を獲得したのです。

豊かな資源と人材によって支えられているBRICsの経済成長は、2040年までには、G6(米国・日本・英国・ドイツ・フランス・イタリア)を上回る可能性があるとも言われています。世界経済への影響力を高め、近年投資先としても注目されるようになってきたBRICsの経済成長率に、今後も注目していく必要があります。

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