ECBの役割

ECBの役割で最重要なのが、ユーロ圏の金融政策の決定です。

ユーロ圏内の消費活動と雇用創出を促す

ECBの役割その1:金融政策の決定

ECBの役割で最も重要なものが、ユーロ圏における金融政策の決定です。ECBは、適切な金融政策を実施して、ユーロ圏の物価を安定させることにより、ユーロ圏内の消費活動と雇用創出を促すことを最大の目的としています。

ECBは、EUの欧州委員会の統計部門であるユーロスタット等のデータに基づいて測定される、ユーロ圏の消費者物価指数(HICP)を物価の基準としています。ECBは、この消費者物価指数の前年比伸び率が「2%をやや下回る水準」になるように、金融政策を行っています。そうすることによって、国際社会において高い競争力を持つ欧州経済を持続させるという、ECBの役割を果たしています。

ECBの役割その2:ユーロ通貨の発行

ECBの役割で、もう一つ重要なものが、単一通貨ユーロの発行です。我が国の中央銀行である日本銀行が、唯一の発券銀行であるように、欧州中央銀行制度の中核を担っているECBが、ユーロの発行に関する唯一の権限を持っています。

ただし、紙幣の印刷は、ユーロ圏各国で行われています。どこの国で発行された紙幣かについては、紙幣に印刷されている文字列と番号で判別することができます。また硬貨は、ユーロ圏に加えて、協定によってユーロを通貨としている3カ国(バチカン、モナコ、サンマリノ)の合計22カ国で鋳造されています。ユーロ紙幣が全て統一デザインであるのに対し、硬貨は裏面のみ、国別のデザインを採用しています。

ECBの役割その3:ユーロ圏の銀行監督

ユーロ圏各国の銀行監督も、ECBの大切な役割とされています。銀行監督とは、日本の金融庁の行う「金融庁検査」にあたる業務です。ECBは現在、金融機関の運営形態や経営状況を一元的に監視する体制を作ることにより、公正な銀行監督を実現しようとしています。問題のある金融機関などを早期に発見し、迅速に対応できるような体制を整えることにより、ユーロ危機のような事態を未然に防ぎ、ユーロ圏全体の経済を安定させようとしているのです。

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