ECBとユーロシステム

ユーロシステムとは、ECBとユーロ圏の各国中央銀行によって構成される組織です。

ESCBの代わりとしてのユーロシステム

ユーロシステムとは、ECB(欧州中央銀行)とユーロ圏の各国中央銀行によって構成される組織で、ECBが決定した金融政策を実行に移すための制度として運営されています。

ユーロ圏とは、EU加盟国のうち、単一通貨ユーロを導入している地域を指します。2015年2月現在では、オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン(アルファベット順)の19カ国がユーロ圏とされており、この19カ国の中央銀行とECBによって、ユーロシステムが運営されています。

もともとECBは、EUの単一通貨となるはずであった「ユーロ」を管理するための中央銀行として設立された機関です。EUはその設立目的の一つでもある「経済活動および人の移動の自由化」を実現するために、EU共通の通貨としてユーロを創設し、ユーロによる単一金融政策を行うESCB(欧州中央銀行制度)を施行する予定でした。

ところが、イギリス、スウェーデン、デンマークなど、一部のEU加盟国がユーロ導入を拒んでいるために、ESCBの施行には至っておらず、その代わりの組織としてユーロシステムが構築されました。現在ECBは、ユーロシステムの中核を担う機関として、ユーロ圏の単一金融政策を決定しています。

現在、ECBとユーロシステムは、ユーロ圏内の国々の共通の利益のために、適切な金融政策を実行し、物価を安定させることを最大の使命としています。物価が安定すれば、消費活動や雇用の創出が促され、継続的な経済成長につながるとされているためです。

また同時に、ECBとユーロシステムは、欧州の金融統合の促進にも力を入れています。ECBは、金融政策に関する説明責任を果たすと共に、効果的な情報発信やコミュニケーションに取り組むことによって、ユーロ圏だけでなく、欧州全体の市民やメディアに対して、ユーロシステムの信頼性と透明性を証明することを目指しています。

< 戻る | 進む >

定期預金の金利の比較

メニュー

コラム

カテゴリー

メニュー

Copyright (C) 2008-2017 定期預金の金利の比較 All Rights Reserved.