ECBの量的金融緩和

ECBの量的金融緩和は、世界中の投資家が注目しています。

国債買い入れ型の量的緩和政策

ECBの量的金融緩和は、経済ニュースなどでも大きな話題となっており、世界中の投資家達が注目しています。量的金融緩和とは、通貨の供給量を物理的に増やすことによって、市場に出回る資金量を増やして、経済活動を活性化させる金融緩和政策の一つです。アメリカでは、リーマン・ショックが引き起こした深刻な不況から脱却するために、2008年より3回にわたり実施されてきました。また日本においても、アベノミクスが掲げる「3本の矢」のうちの一つ「大胆な金融政策」として、2013年4月より実施されています。

それに続く形で2015年の1月、ついにECBも量的金融緩和に踏み切ることを決定して、3月より国債買い入れ型の量的緩和政策を開始することが発表されました。先に述べた通り、ECBは欧州経済に大きなダメージを与えたユーロ危機の深刻化を食い止め、ユーロ圏の景気を回復させるために、公開市場操作や最低準備預金制度により、政策金利の引き下げを実施してきました。金利を引き下げて、お金を借りやすくすることにより、経済活動の活性化を促して、景気を回復させようとしたのです。

ところが、欧州経済の景気はなかなか思うように回復せず、これ以上金利を引き下げることができない状態にまで陥ってしまいました。そして長い不景気によってヨーロッパの物価上昇が鈍っていく中、原油安となり、さらに物価が下落する可能性が出てきました。不景気の状態で物価が下落してしまうと、日本が経験したような、深刻なデフレを招くおそれがありました。そのため、ECBは、量的金融緩和に踏み切ったのです。

ECBの量的金融緩和政策は、ECBがユーロ圏各国の民間銀行から、それぞれの国の国債を購入する方式で行われます。ECBが国債を購入することにより、各国の民間銀行は、国債の代金として多額の資金を得ることができます。そしてその資金を、企業や個人に貸し出すことによって、市場に多くのお金が出回るようになり、経済活動の活性化を促すことができるのです。

ECBの量的金融緩和は、毎月600億ユーロのペースで19ヶ月間行われるとされており、市場に供給される通貨量は、総額1兆ユーロ以上にもなると言われています。

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