ECBと日本経済

ECBは、日本経済や世界経済と深い関わりを持っています。

ECBの量的金融緩和が日本に及ぼす影響

ECBは、日本経済や世界経済とも深い関わりを持っています。ECBはユーロ圏の金融政策を担う中央銀行であり、その規模の大きさから、世界の金融市場にも大きな影響を与える存在です。ECBの金融政策の方針により、通貨のレートも大きく変動するため、世界の投資家達がECB理事会の動向に注目しています。

ECBは、日本経済が陥ったようなデフレ不況への突入を回避するため、量的金融緩和の導入を決定しました。日銀の黒田総裁は、ECBのこの決定は極めて適切であったと発言しています。市場に資金を投入することによって欧州経済を活性化させ、デフレ不況を回避することは、世界経済にとってもプラスに働くと評価しているためです。

2014年の秋、アメリカ合衆国の中央銀行にあたるFRBが、量的金融緩和策の終了を発表したことにより、ドル高が進み、アメリカからの輸入が多いヨーロッパや日本の消費活動が圧迫され、世界規模での経済成長の減退が懸念されました。ところが、2015年1月にECBが量的金融緩和を発表すると、ユーロ圏の経済状況が好転するとの期待が膨らんで、ヨーロッパだけでなく、アメリカや日本の株価も上昇し始めました。日本においては、日経平均株価が今年になって初めて昨年末終値を上回るなど、早くも金融市場に動きが出ています。このように、日本経済もECBの金融政策の影響を大きく受けているのです。

今後、ECBの量的金融緩和政策が進められることにより、日本経済はどのような影響を受けるのでしょうか。まず、ユーロの通貨量が増えることにより、ユーロの円に対する価値が下落し、円高ユーロ安となることが予測されます。円高ユーロ安になると、ヨーロッパからの輸出が有利となるため、日本の輸出企業にとってはマイナスの影響が出てしまいます。その一方で、欧州経済が活性化することによって起こる株価の上昇は、日本の株価を引き上げる要因にもなります。つまり、日本経済はECBの量的金融緩和政策によって、マイナスの影響もプラスの影響も受けることが予想されるのです。私たちの暮らしとも密接な関わりを持つECBの金融政策を、今後も注視していく必要がありそうです。

< 戻る | 進む >

定期預金の金利の比較

メニュー

コラム

カテゴリー

メニュー

Copyright (C) 2008-2017 定期預金の金利の比較 All Rights Reserved.