東京都民銀行の貯蓄預金

東京都民銀行の貯蓄預金は個人のみが利用できる商品です。7段階の金額階層別金利設定が行われており、残高によって預金金利が変わります。ただし、10万円未満は普通預金金利と同じになり、さらに金利情勢によっては階層の金利に差が付かない場合があります。

東京都民銀行の貯蓄預金の金利

まず最初に、東京都民銀行の貯蓄預金の金利を調べます。すぐに気が付く点は金額階層の多さです。東京都民銀行には7つもの金額階層があります。普通の銀行では5階層ぐらいがよくあるパターンです。

東京都民銀行の貯蓄預金の金額階層は、具体的には次のようになっています。「1円以上〜10万円未満」「10万円以上〜30万円未満」「30万円以上〜50万円未満」「50万円以上〜100万円未満」「100万円以上〜300万円未満」「300万円以上〜1000万円未満」「1000万円以上」の7階層です。

そのすべての金額階層において金利が年0.001%となっているので、これでは普通預金と変わりがありません。比較のために東京都民銀行の普通預金の金利も併記します。普通預金は預金額に関わらず金利が同じなので、7階層すべてで同じ金利であるとも捉えられます。その考えに従って以下の表を作成しました。

東京都民銀行の貯蓄預金と普通預金の金利の比較
金額1円以上〜10万円未満10万円以上〜30万円未満30万円以上〜50万円未満50万円以上〜100万円未満100万円以上〜300万円未満300万円以上〜1000万円未満1000万円以上
貯蓄預金0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%
普通預金0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%

(2017年6月12日現在)

貯蓄預金は、預金金額に応じて預金金利が上がっていく商品です。ここまで普通預金と同じ金利であれば、東京都民銀行の貯蓄預金にメリットを見出すのは難しいでしょう。

7段階の金額階層別金利設定

東京都民銀行の貯蓄預金は商品名を「貯蓄預金」と言い、販売の対象となるのは個人の利用者です。

東京都民銀行の貯蓄預金には、預け入れの期間に定めがありません。預け入れの方法は随時預け入れで、払い戻しの方法は随時払い戻しです。預け入れの金額は1円以上であり、預け入れの単位は1円です。

ここから東京都民銀行の貯蓄預金の利息について、1.適用金利、2.利払い頻度、3.計算方法、の順に見て行きます。

まず1.適用金利ですが、7段階の金額階層別金利設定が行われていて、毎週見直されています。具体的には、1円以上〜10万円未満、10万円以上〜30万円未満、30万円以上〜50万円未満、50万円以上〜100万円未満、100万円以上〜300万円未満、300万円以上〜1000万円未満、そして1000万円以上〜です。基準残高となる10万円未満は、普通預金の金利と同じになります。また金利情勢によっては金利に差が無いこともあります。そして、毎日の最終残高がそれぞれの金額階層に該当する期間において、該当する期間における店頭表示のそれぞれの金利が適用されます。金利については店舗窓口でたずねることができますし、東京都民銀行ホームページの「ホーム>個人のお客さま>金利情報一覧>円預金>貯蓄預金」で確認をすることもできます。次に2.の利払い頻度についてです。利払いは東京都民銀行所定の日に支払いが行われます。具体的には毎月1回(年12回)です。最後に3.の計算方法についてです。利息計算の方法は、毎日の最終残高1,000円以上について付利単位を1円として1年を365日とする日割り計算で行います。

東京都民銀行の貯蓄預金の利息に掛かる税金については、20%の源泉分離課税です(マル優の場合には除かれます)。ただ平成25年1月1日から平成49年12月31日までは復興特別所得税が課税されるので、20.315%となります。これは国税15.315%と地方税5%の合算です。

それから東京都民銀行の貯蓄預金は預金保険制度の対象です。よって東京都民銀行の他の保護対象となっている預金(全額保護の決済用預金などは含みません)と合算をして、1,00万円までの元本とその利息が保護されます。

東京都民銀行の貯蓄預金には付加できる特約が2つあります。1つ目は、マル優の取り扱いができることです。2つ目は、貯蓄預金と普通預金の間で資金を移動させることのできるスウィングサービスが利用できることです。

東京都民銀行の貯蓄預金について気に留めておきたい事柄が2つあります。1つ目は、給与や年金や公社債元利金などの口座受取口座としてや、各種料金の自動支払口座としては利用できないことです。2つ目は総合口座の取り扱いができないことです。

最後に、東京都民銀行が契約をしている指定紛争解決機関は、一般社団法人全国銀行協会です。もし貯蓄預金について東京都民銀行との間にトラブルなどが発生した場合には相談することができます。その際の問い合わせ先は、全国銀行協会相談室です。電話番号は、0570-017109、もしくは03-5252-3772です。ちなみに東京都民銀行には「東京都民銀行コールセンター」もあります。貯蓄預金について不明な点があれば相談することが可能です。フリーダイヤルは0120-535-103で、受付時間は平日9時から17時です(土日祝と銀行休業日は除く)。

東京都民銀行の貯蓄預金を使う意味

東京都民銀行の貯蓄預金を利用するか否かを考えるにあたり、東京都の地域銀行の4行を比較します。まずは地方銀行である東京都民銀行です。そして第二地方銀行である東日本銀行と東京スター銀行と八千代銀行の3行です。合計でこれら4行の貯蓄預金について、金額別階層と金利を調べます。

東京都民銀行の貯蓄預金
階層1円以上〜10万円未満10万円以上〜30万円未満30万円以上〜50万円未満50万円以上〜100万円未満100万円以上〜300万円未満300万円以上〜1000万円未満1000万円以上
金利0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%

東日本銀行の貯蓄預金
階層1円以上〜10万円未満10万円以上〜30万円未満30万円以上〜50万円未満50万円以上〜100万円未満100万円以上〜300万円未満300万円以上〜500万円未満500万円以上〜1000万円未満1000万円以上
金利0.001%0.003%0.003%0.003%0.003%0.003%0.003%0.003%

東京スター銀行の貯蓄預金
階層無し無し無し無し無し無し無し
金利-------

八千代銀行の貯蓄預金
階層1円以上〜10万円未満10万円以上〜30万円未満30万円以上〜100万円未満100万円以上〜300万円未満300万円以上〜1000万円未満1000万円以上
金利0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%0.001%

(2017年6月12日現在)

東京都民銀行の貯蓄預金は金額階層が7階層に分かれています。「1円以上〜10万円未満」「10万円以上〜30万円未満」「30万円以上〜50万円未満 50万円以上〜100万円未満」「100万円以上〜300万円未満」「300万円以上〜1000万円未満」「1000万円以上」です。そしてこの全ての金額階層において、金利が年0.001%となっています。

次に東日本銀行の貯蓄預金は金額階層が8階層に分かれています。これほど金額階層が多いのも珍しいです。「1円以上〜10万円未満」「10万円以上〜30万円未満」「30万円以上〜50万円未満」「50万円以上〜100万円未満」「100万円以上〜300万円未満」「300万円以上〜500万円未満」「500万円以上〜1000万円未満」「1000万円以上」です。「1円以上〜10万円未満」の金額階層においては金利が年0.001%です。そして他の金額階層においては、金利が年0.003%となっています。現時点での日本の金融機関において、貯蓄預金の金利で年0.001%以外が設定されているのはとても珍しいです。東日本銀行の貯蓄預金の年0.003%という金利には注目です。

東京スター銀行については、残念ながら貯蓄預金の取り扱いがありませんでした。八千代銀行の貯蓄預金については、金額階層が6階層に分かれています。具体的には、「1円以上〜10万円未満」「10万円以上〜30万円未満」「30万円以上〜100万円未満」「100万円以上〜300万円未満」「300万円以上〜1000万円未満」「1000万円以上」です。そしてそのすべての金額階層において、金利は年0.001%となっています。

この4行を比較してみて、純粋に貯蓄預金の金額階層と金利で比べるのなら、東日本銀行の貯蓄預金の金利が年0.003%となっており、他行を引き離しています。ただ、預金金額が増えるごとに預金金利も上がって行くという貯蓄預金がもつ本来の商品性がどの銀行の貯蓄預金にも感じられません。現在、貯蓄預金は極めて魅力の乏しい預金商品となっています。

そもそも貯蓄預金とは、これから資産を増やしていきたい人が利用するものです。今現在はまとまった資金がなくて定期預金などに預けいれられなくても、預金の金額が増えるにつれて、より高い預金金利で預け入れのできる点が魅力でした。その貯蓄預金の代替えとして、積立定期預金を考えてみてはいかがでしょうか。

積立定期預金も、これから資産を作っていきたい人がコツコツとお金を貯めていくタイプの預金商品です。まとまった資金を一括で貯めるのではなくて、これから毎月決まった金額を正に積立てていくものです。そして定期預金の一種だけあって高い金利が設定されています。ここで、東京都の4つの地域銀行の積立定期預金を調べてみます。比較する項目は、最低預け入れ金額、預け入れ単位、そして金利です。

東京都の4行の積立定期預金の比較
銀行名最低預け入れ金額預け入れ単位金利
東京都民銀行1円1円0.010%
東日本銀行5,000円1,000円0.010%
東京スター銀行無し無し無し
八千代銀行10,000円1,000円0.010%

(2017年6月12日現在)

東京都民銀行については、最低預け入れ金額が1円、預け入れ単位が1円、金利が年0.010%です。東日本銀行については、最低預け入れ金額が5,000円、預け入れ単位が1,000円、金利が0.010%です。東京スター銀行については、残念ながら積立定期預金の取り扱いがありません。八千代銀行については、最低預け入れ金額が10,000円、預け入れ単位が1,000円、金利が年0.010%です。

特に目をひくのが東京都民銀行の積立定期預金です。最低預け入れ金額が1円、預け入れの単位も1円であり、預け入れのハードルが非常に低くて、まるで普通預金のようです。誰もが無理なく利用できるでしょう。またそれにも関わらず、預金金利は年0.010%となっており、貯蓄預金の金利(年0.001%)をはるかに凌ぎます。すでに貯蓄預金は魅力が薄れているのが明白になっています。もし東京都民銀行の貯蓄預金にご関心があったのなら、東京都民銀行の積立定期預金を検討してみてはいかがでしょうか。

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