MICS提携とATM提携

MICS提携とATM提携は混同されることが多いですが、異なるサービスです。

MICS提携とATM提携のさまざまな違い

MICS提携とATM提携は、いずれも銀行ATM同士をネットワーク接続させることにより、他行のATM経由でお金を引き出すことを可能にしたサービスです。よく似たサービスであるため、混同されることが多いですが、異なるサービスです。両者の間には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

まず、MICS提携とATM提携は、取引可能な金融機関が異なります。MICS提携とは、民間金融機関の金融ネットワーク「MICS」に接続した銀行同士の提携であり、当然のことながら、取引金融機関はMICS提携金融機関、つまり民間金融機関のみとなっています。

一方、ATM提携は、各金融機関同士が、個別に取り決めを行い、提携することにより、提携先の金融機関のATMを、自社ATMと同じように使えるようにしたものです。そのため、提携ATMはMICS提携金融機関に限定されず、ゆうちょ銀行ATMをはじめ、イーネットATMやバンクタイムATMといったコンビニATM、イオン銀行ATMセブン銀行ATMといった新興の銀行ATMと、多岐に渡っています。

つまり、MICS提携は民間金融機関によって構築された金融ネットワークを利用するサービスであるのに対し、ATM提携は、銀行同士が個別に契約して提供しているサービスなのです。

そのため、MICS提携とATM提携とでは、利用可能サービスが異なっています。MICS提携で利用可能なサービスは、残高照会と現金の引き出し、そして振込の際の受取人口座の確認の3つであり、これはすべてのMICS提携機関で共通しています。これに対し、銀行間が個別に接続するATM提携では、残高照会や出金に加え、入金や振込・振替にも対応しており、さらに銀行によってはカードローンの利用も可能となっています。

また、MICS提携とATM提携とでは、他行利用手数料も異なります。MICS提携を利用して現金を引き出す際には、所定の手数料がかかるのに対し、ATM提携は、双方のATMを出金手数料無料提携で利用することのできるサービスを提供しているところが多くあります。

具体的な例としては、東北地方の3行の地銀が提供しているATM相互無料提携「AAIネット」や、四国の地銀が提供している「四国地銀4行提携」、九州の地方銀行が提供している「九州ATMネットワーク」などがあります。また、店舗や自社ATMをもたないインターネット専業銀行の多くが、セブン銀行やイーネットなどのコンビニATMとATM無料提携を行っています。

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