メガバンクのメリットとデメリット

メガバンクのメリットとデメリット

メガバンクの特徴は信用力の高さです。三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3つのメガバンクが安全性の面では国内銀行でもトップクラスです。その反面、メガバンクには地方において支店や銀行ATMが少ないです。

メガバンクのメリット

メガバンクは全国に営業網を展開しており、大都市圏には支店や銀行ATMを数多く構えています。反面、地方においては一県一支店、または、そもそも支店がなくて銀行ATMも少ない地域も存在します。そのため、大都市圏ではメガバンクの銀行口座を開設するメリットは大きいのですが、地方においては地方に本店を置いて地域密着型営業を展開する地方銀行や信用金庫などの利便性が高いです。

メガバンクと言えども銀行取引をする上では、様々なメリットやデメリットがあります。メガバンクと取引するメリットは、やはりその信用力の高さです。

リーマンショック時には、財務基盤や営業基盤が巨大な欧米の銀行や大手金融機関が相次いで破たんしたり、経営危機に陥ったことで、国際的な金融システムなどのバランスが一時的に機能しなくなった経緯があります。その教訓から、国際的なシステムの機能不全に陥らないよう、特に重要な金融機関を特定して、より厳しい規制が課されています。これらの条件によって特定された金融機関は、端的には大きくて潰せません。

我が国では、三菱UFJ銀行みずほ銀行三井住友銀行の三つのメガバンクが特定されており、自己資本に係る対応や流動性に係る体制整備など、厳しい規制下で銀行業務を行っていることから、安全性の面では国内銀行でもトップクラスです。

また、メガバンクは海外の主要都市にも支店を構えているため、海外支援や国際業務に関わる多くのノウハウを有しています。海外業務または海外進出を行う企業においては、メガバンクのノウハウそのものを活用できることがメリットです。

メガバンクは、信託銀行などの様々な金融機関とともに巨大な金融グループを形成しているため、多種多様な金融サービスにグループで対応が可能な点もメリットです。最近の銀行窓口では、普通預金定期預金など一般の預金商品に加えて、様々な種類の商品が取り扱われており、より専門的な金融機関をグループ内に持つことで、銀行窓口を玄関口としてより広範な金融商品や金融サービスを受けられます。もはやメガバンクでは取り扱っていない金融商品や銀行サービスは存在しないと思わせるほどのラインナップです。

メガバンクは様々な金融業務や金融サービスの提供にあたって対面型の営業スタイルをとっているため、担当者に金融全般についての相談を行えます。信託銀行や地銀などの普通銀行もメガバンクと同じ営業スタイルですが、メガバンクは広範な営業網や巨大なグループ力を有していて金融に関する多くのノウハウを蓄積しているため、より多様な提案を行えます。

メガバンクのデメリット

メガバンクは高い信用力を有する反面、やはりデメリットも存在します。地方において支店や銀行ATMが少ないといった点は、日常生活において頻繁に銀行を利用する場合には不便さを感じます。

ほとんどのメガバンクにおいては、コンビニATMや提携金融機関のATMを手数料無料で利用できますが、ATM取引では制限も多く、営業時間外の場合にはATM手数料が差し引かれます。東京などの大都市圏と地方ではメガバンクに対する捉え方も違うと考えられますが、地方においてメガバンクが縁遠くなる理由の一つともいえるでしょう。

また個々の金融商品において、メガバンクが取扱う普通預金金利や定期預金金利がネット銀行や地銀のキャンペーン金利などと比較して低い水準で設定されていることは、資産運用の側面からメガバンクを見た場合のデメリットです。

政府や日本銀行の景気回復策によって、預金金利などは低金利の水準となっていますが、少しでも高い銀行預金金利を求める預金者や運用者は、メガバンクよりもネット銀行を選びがちです。

メガバンクもインターネットバンキングなどを取り入れ、銀行窓口による対応よりも手数料などを引き下げた金融サービスを提供していますが、ネット銀行などに対して金利競争を仕掛ける姿勢は見られず、預金金利についてはネット銀行が優位な状況が継続しています。

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