横浜銀行の定期預金

横浜銀行の定期預金

横浜銀行の定期預金には様々な種類があります。スーパー定期、1ヵ月据置型定期預金自由期間、大口定期、期日指定定期預金、利息分割定期、変動金利定期預金、退職金専用プラン「基本コース」、退職金専用プラン「資産運用コース」、積立型自由期間、積立定期預金スーパーステップです。商品性を理解して、自分にあったものを選択することが大切です。

横浜銀行のスーパー定期

横浜銀行は、神奈川県の横浜市に本店を構える地方銀行です。平成29年3月31日現在で総資産は16兆を超えており、地方銀行の中で国内最大の規模を誇っています。また、神奈川県内を中心に充実した店舗・ATMのネットワークに強みがあります。

横浜銀行の定期預金について紹介します。まず、定期預金の定番商品といえる「自由金利型定期預金(M型)〈単利型〉」、愛称「スーパー定期」です(以下、愛称名のスーパー定期と記載します)。法人および個人の方が利用可能です。預入期間は、定型方式であれば、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年、4年、5年、7年、10年から選択します。満期指定方式であれば、1ヵ月超5年未満で満期日を指定することが可能です。なお、定型方式の場合は、預け入れ時に自動継続を選択することができます。預け入れ金額は、1円以上1円単位です。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、年0.01%(税引後年0.0079685%)で、預入期間、預け入れ金額にかかわらず同一の金利です。預入方法は、店頭窓口のほか、ATM、インターネットバンキング、テレフォンバンキングでも可能です。なお、ATM、インターネットバンキング、テレフォンバンキングで預け入れをする場合、預け入れ金額は1万円以上からになります。

また、預入期間3年以上であれば、複利型のスーパー定期を選択することもできます。利用は、個人の方のみです。預入期間は、定型方式が3年、4年、5年、7年、10年から選択でき、満期日指定方式であれば、3年超5年未満で満期日を指定することが可能です。なお、定型方式の場合は、預け入れ時に自動継続を選択することができます。預け入れ金額は、1円以上1円単位です。適用される金利は預け入れ時の店頭表示金利となり、利率は満期日まで変わりません。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、年0.01%(税引後年0.0079685%)で、預入期間、預け入れ金額にかかわらず同一の金利です。単利型のスーパー定期と異なる点は、預け入れ日から1年経過後は、1万円以上1円単位で一部解約が可能になることと、利息の計算方法が半年ごとの複利計算になることです。

スーパー定期は、少額から預け入れが可能で、預入期間も複数から選択できるため、気軽に始めることができる定期預金です。また、窓口だけでなく、ATMやインターネットバンキングでもスーパー定期の預け入れができるため、預金者の利便性も高いといえます。現在は低金利のため、預入期間、預け入れ金額が異なっていても、横浜銀行が適用する金利は同一であり、金利面の魅力はありません。しかし、定期預金は安全性が保証されている商品です。確実に貯めていくお金は、預入期間の短い、スーパー定期を利用されるのがよいと思います。

横浜銀行の1ヵ月据置型定期預金自由期間

次に紹介するのは、横浜銀行の「自由金利型定期預金(N型)」、愛称「自由期間」です(以下、1ヵ月据置型定期預金自由期間と記載します)。利用は、個人の方のみになります。預入期間は最長5年で、満期日は、この定期預金の全部または一部について、預け入れ日の1年経過後から5年までの任意の日で指定することが可能です。また、預け入れ時に申請することで、自動継続の取り扱いもできます。預け入れ金額は、1円以上1円単位です。なお、預け入れ日から1ヵ月が経過すると、1万円以上1円単位で一部解約をすることができます。適用される金利は預け入れ時の店頭表示金利となり、利率は満期日まで変わりません。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、年0.01%(税引後年0.0079685%)です。いずれの預入期間、預け入れ金額も同一金利です。利息の計算方法は半年ごとの複利計算です。預入方法は、店頭窓口のほか、ATM、インターネットバンキングでも可能です。なお、ATM、インターネットバンキングで預け入れする場合、預け入れ金額は1万円以上からになります。

横浜銀行の1ヵ月据置型定期預金自由期間は、預け入れから1ヵ月が経過すれば、自由に引出しができる商品です。満期日を迎える前にお金を引き出す必要があるかもしれないという理由で、定期預金の利用をためらわれている方にはよい商品かもしれません。

横浜銀行の大口定期

続いて、横浜銀行の「自由金利型定期預金」、愛称「大口定期」について説明します(以下、愛称名の大口定期と記載します)。法人および個人の方の利用が可能です。預け入れ金額は1,000万円以上1円単位です。大口の資金をまとめて運用する際に便利な定期預金です。預入期間は1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年、4年、5年、7年、10年の定型方式と、1ヵ月超5年未満で満期日を指定することができる満期日指定方式があります。定型方式の場合、預け入れ時に申請することで、自動継続の取り扱いが可能です。適用される金利は預け入れ時の店頭表示金利となり、利率は満期日まで変わりません。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、預入期間の長さにかかわらず、全て同一の年0.01%(税引後年0.0079685%)です。預入方法は、店頭窓口のみの取り扱いです。

昨今の低金利により、横浜銀行においても、大口定期とその他の定期預金の金利が変わりません。そのため、大口定期で注意したいことは、ペイオフ(預金保険制度)でしょう。ペイオフの保護対象は、定期預金や利息のつく普通預金等は、1金融機関ごとに、預金者1人あたり元本1,000万円までと利息等になります。昔とは異なり、大口定期に預けても、金利面でのメリットを享受することはできません。ペイオフの上限である1,000万円を超える預金は、万一の備えとして他の銀行への分散を検討してもよいと思います。

横浜銀行の期日指定定期預金

次に紹介するのは、横浜銀行の「期日指定定期預金」です。利用は、個人の方のみです。預入期間は、最長3年です。満期日は、期日指定定期預金の全部または一部について、預け入れ日の1年経過後から3年までの任意の日で指定することが可能です。なお、預け入れから1年経過後は、希望する満期日の1ヵ月前までに横浜銀行に連絡をすれば、満期日を指定することができます。また、預け入れ時に申請をする場合は、自動継続の取り扱いも可能です。預け入れ金額は、1円以上300万円未満で、預け入れ単位は1円です。預け入れ日から1年経過した後は、1万円以上1円単位で一部引出しも可能です。適用される金利は預け入れ時の店頭表示金利となり、利率は満期日まで変わりません。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、年0.01%(税引後年0.0079685%)です。いずれの預入期間も同一の金利です。なお、利息の計算方法は、1年ごとの複利計算です。預入方法は、店頭窓口とATMです。ATMで預け入れする場合、預け入れ金額は1万円以上からになります。

現在のような低金利の場合、たとえ預入期間が長くても金利に大差がありません。そのため、預入期間1年以上で満期日を指定する本商品のメリットを、特に感じることができません。

横浜銀行の利息分割定期

続いて、横浜銀行の「自由金利型定期預金〈利息分割受取型〉」、愛称「利息分割定期」について説明します(以下、愛称名の利息分割定期と記載します)。利用は、個人の方のみです。預入期間は、定型方式のみで、1年、2年、3年、4年、5年から選択します。なお、預け入れ時に申請をすることで、自動継続の取り扱いも可能です。預け入れ金額は、10万円以上で、預け入れ単位は1円です。適用される金利は預け入れ時の店頭表示金利となり、利率は満期日まで変わりません。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、年0.01%(税引後年0.0079685%)です。現在は、いずれの預入期間、預入金額にかかわらず、同一金利が適用されています。利息分割定期の特徴は、満期日前に分割して利息を受け取ることができることです。元金はそのままで、利払頻度を1ヵ月ごと、2ヵ月ごと、3ヵ月ごと、6ヵ月ごとの中から選択し、利息を分割して受け取ることができます。預入方法は、店頭窓口のみです。

現在のような低金利では、預入期間1年の定期預金でも受け取る利息は少ないため、分割で受け取った場合は、1回1回の受取利息が更に少額になります。満期日前に利息を分割して受け取るメリットを、特段感じることができません。

横浜銀行の変動金利定期預金

続いて紹介するのは、横浜銀行の「変動金利定期預金」です。この変動金利定期預金は、単利型と複利型の2種類あります。まず、「変動金利定期預金〈単利型〉」は、個人、法人ともに利用可能で、預入期間は3年です。一方、「変動金利定期預金〈複利型〉」は、個人の方の利用に限り、預入期間は、単利型と同じく3年です。最低預け入れ金額は、単利型、複利型のいずれも、1円以上、1円単位です。適用金利は、その時々の金利情勢によって6ヵ月ごとに利率が見直しされます。基準となる指標金利は、預け入れ金額により異なり、スーパー定期や大口定期預金の6ヵ月ものの利率になります。なお、平成29年8月1日現在に変動金利定期を預け入れた場合の当初6ヵ月間の適用金利は、預入金額の多寡にかかわらず、年0.01%(税引後年0.0079685%)です。また、単利型と複利型では利息の受け取り方法や計算方法にも違いがあります。単利型の利息は、預け入れ日から金利が変更される前日までの日数について、6ヵ月ごとの約定された利率に70%をかけた金額が6ヵごとに支払われます。一方、複利型は、一括で満期日に利息が支払われます。利息の計算方法は、単利型は1年を365日とする日割り計算ですが、複利型は、6ヵ月ごとの複利計算です。預入方法は、店頭窓口のほか、ATM、インターネットバンキングでも可能です。

現在のような低金利時代においては、預入期間3年の変動金利定期預金に預け入れするメリットは特に感じられません。これから金利が上昇すると考えられる局面では、半年ごとに金利が変動するため、金利メリットを享受することができる商品です。

横浜銀行の退職金専用プラン「基本コース」

次に、横浜銀行が提供している退職金専用プランの「基本コース」について紹介します。基本コースでは、退職金の受取後2年以内に、新たに預け入れ金額50万円以上、預入期間3ヵ月の定期預金を預け入れた場合、初回に限り特別金利が適用されるというものです。預け入れ金額は50万円以上、5,000万円以下ですが、退職金受取金額内になります。対象の定期預金は、スーパー定期と大口定期で、自動継続式のみです。平成29年8月1日現在の初回金利は、3ヵ月定期で年1.0%(税引後年0.79685%)です。注意点は、退職金による預け入れで、退職金の受取日から2年以内の申込みに限ること、退職金の受け取りを確認するため「退職所得の源泉徴収票」等の確認書類、退職金受取口座の預金通帳の原本を提示することです。なお、申込みは店頭窓口のみになりますが、神奈川県外の方は、住所によっては、この退職金専用プランの取り扱いができない場合があります。利用を検討する場合は、定期預金の預け入れを希望する横浜銀行の店舗へ事前に連絡してください。なお、初回金利適用期間は3ヵ月に限られ、満期後は店頭表示金利にて継続されます。加えて、初回金利適用期間中に定期預金を中途解約した場合、初回特別金利の適用はされず、預け入れ日から解約日までの所定の中途解約利率が適用されます。また、他の金利上乗せが適用されるプランとの併用はできません。

横浜銀行の退職金専用プランによる初回特別金利は非常に魅力的であり、これから退職金を受け取られる方や、2年以内に退職金を受け取られてまだこのプランを利用していない方は、利用を検討されてはいかがでしょうか。

横浜銀行の積立型自由期間と積立定期預金スーパーステップ

続いて、横浜銀行が取り扱っている2種類の積立定期預金について紹介します。まず、「積立型自由期間」について説明します。積立型自由期間は、個人の方の利用に限ります。新規預け入れの際に積立期間を指定する必要はなく、各分割で預け入れした明細について、各預け入れ日の1ヵ月経過後から5年までの任意の日を、満期日として指定することができます。各分割により預け入れた明細は、満期日の指定をするまでは5年ごとの自動継続として取り扱われます。預け入れは、契約期間内での分割預け入れで、預け入れ金額は1回あたり1円以上、1円単位です。ただし、自動積立を利用する場合は、最低預け入れ金額は5,000円になります。適用される金利は、各分割預け入れ時の預入期間に応じて、1ヵ月据置型定期預金自由期間の期間別利率が満期日まで適用されます。この期間別利率は11種類ありますが、平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、預け入れ期間の長さや預け入れ金額にかかわらず、全て同一の年0.01%(税引後年0.0079685%)です。また、積立型自由期間の特徴として、1ヵ月の据置期間経過後は、それぞれの積立は満期扱いでいつでも自由に解約できる点があります。預入方法は、店頭窓口のほか、ATM、インターネットバンキング、テレフォンバンキングでも可能です。

次に紹介するのは、横浜銀行が取り扱う「積立定期預金スーパーステップ」です。個人の方のみが利用可能で、預入期間は3ヵ月以上です。預入期間は、新規預け入れの際に積立期限を指定しない「一般型」と、新規預け入れの際に目標日となる満期日を指定する「目標日指定型」があります。目標日指定型を選択した場合、預け入れできる期限は満期日の3ヵ月前までです。なお、預け入れは、契約期間内での分割による預け入れです。また、一定期間積み立てた預金は、1つの定期預金としてまとめて運用し(以下、おまとめ定期預金と記載します)、その運用期間を3ヵ月、6ヵ月、1年の3種類から選択します。預け入れ金額は、1回あたり1円以上1円単位ですが、自動積立で預け入れする場合の預け入れ金額は100円以上になります。金利は、各分割預け入れ時に、スーパー定期または大口定期の商品別で、予め指定したおまとめ日までの日数に応じて、店頭表示金利が適用されます。加えて、おまとめ定期預金は、おまとめ日として予め指定した預入期間のスーパー定期または大口定期の店頭表示金利が適用されます。平成29年8月1日現在の店頭表示金利は、年0.01%(税引後年0.0079685%)で、預入期間、預け入れ金額の多寡にかかわらず、同一金利です。預入方法は、店頭窓口のほか、ATM、インターネットバンキング、テレフォンバンキングでも可能です。

積立型自由期間は、定期預金として積立てをしたいけれど、いざという時のために自由に引出しができる機能が欲しいという方の希望に応える商品です。一方、積立定期預金スーパーステップは、おまとめ機能があることで、積立てたお金をまとめて運用することができる商品です。しかしながら、現在は、預け入れ金額や預入期間の長さにかかわらず同一金利ですので、まとめることによる金利メリットは見いだすことができません。いずれにしても、横浜銀行の積立定期預金は、金利メリットではなく、定期的に預金をすることでお金を確実に貯めていきたい方が活用できます。

横浜銀行の定期預金の選び方

横浜銀行の定期預金について、いかがでしたか。取り扱われている定期預金には様々なものがありますが、現在のような低金利時代は、金利に大差がありません。しかし、定期預金は元本が保証されている商品ですので、商品性の違いを理解して、預金者自身の使い勝手にあう定期預金を選ばれるのが良いと思います。例えば、まとまった資金がある方は、スーパー定期や大口定期預金を選び、着実に貯める癖をつけていきたいという方は、積立定期預金を選ぶといった方法です。ぜひ、預金者自身の生活スタイルに合った定期預金を選んでください。

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