欧州原子力共同体とは何だろう

欧州原子力共同体の目的は、共同体の中に原子力エネルギーを提供することです。

将来的な欧州連合

欧州原子力共同体とは、スエズ危機によりヨーロッパ諸国に芽生えたエネルギー問題を解決するため、元々あった欧州石炭鉄鋼共同体で他のエネルギーを扱えないかと言う提案がなされたことがきっかけとなっています。結局、別の組織として設立したいと言う声が高く、特に、当時、欧州石炭鉄鋼共同体の創設者で初代委員長を務めていたジャン・モネは、原子力エネルギーについては別に共同体を創設することを望んでいたため、欧州原子力共同体として別組織を設立することになりました。

この欧州原子力共同体の目的は、原子力に特化した市場を創設して、共同体の中に原子力エネルギーを提供することにありますが、それ以外にも、原子力エネルギーを開発して、余剰分を非加盟国に売ろうという目論みもありました。

さらに、この国際機関は、ヨーロッパ規模での規制の歴史において、環境への影響と人間の保護と言う観点で拘束力を持つ越境的な義務を規定したものとして、先駆的なものでありました。

このようことから、現在では、ヨーロッパで組織されている欧州連合の下で運営されてはいるものの、半ば独立した形態で設置されている国際機関となっています。英語表記ではEuropean Atomic Energy Communityとなることから、EAECなどの略でよばれています。

このように、第二次世界大戦後、ヨーロッパは国際協調によって、欧州石炭鉄鋼共同体、欧州経済共同体、欧州原子力共同体などを組織し、地域統合への道を歩んでいくことになります。これは、将来的に欧州連合となっていくわけですが、ヨーロッパ域内での経済がどんどん活発に動いていくことになります。

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