退職金で資産運用

退職金は減らせない大切な資金なので、定年後のライフイベントを意識した資産運用が望ましいです。

定期預金で資産運用のバランスを調整

退職金で資産運用を検討する場合には、儲かりそうな商品だけを選択するという運用方法は望ましくありません。一般的に儲かりそうな商品は価格変動リスクが大きく、投資成果が期待できる一方で、投資元本を減らす可能性が少なくないからです。特に、退職金は減らせない大事な資金であり、定年後のライフイベントを意識した資産運用が望ましいと考えられます。そのためには、様々な運用商品を組み合わせた分散投資による資産構成や資産配分だけでなく、投資目的やライフイベントに合わせたマネープランを策定する必要があります。具体的には、積極的な投資成果を重視したものや貯蓄性があり、手堅く利息を目的としたもの、流動性が高いもので組み合わせた資産構成がおすすめです。特に、高い流動性については、どのような状況でも手当てできる資金の確保を目的としています。

退職金の運用においては、銀行を選別することも重要です。場合によっては、預入先の分散という意味で、1つの銀行にまとめるのではなく、分散する方が使い勝手がいいかもしれません。我が国の銀行は、みずほ銀行や三菱UFJ銀行などの大手銀行や、みずほ信託銀行などの信託銀行、京都銀行や名古屋銀行などの地方銀行、楽天銀行やジャパンネット銀行などのネット銀行に分類されます。メガバンクや信託銀行は規模が大きく全国に店舗を展開しており、金融商品の品揃えも豊富、安全性や信用力にも定評があります。地方銀行は、地域に特化した金融機関ですが、最近では金融商品の品揃えが充実しています。何より地域に根差していますので、個人の地方のメイン銀行として給与収入や生活費全般の管理としての利便性の高さが特徴です。ネット銀行は、店舗を持たない形態から運営コストが抑えられるため、定期預金等の金利が高いことや振込手数料等が安いことが特徴です。ネット銀行では、フィッシング詐欺や不正送金被害などの安全性を懸念されることもありますが、近年はセキュリティの強化が進んでおり、過度に不安を抱く必要はないでしょう。

退職金については、各銀行が注力しており、退職金の定期預金には常に金利が上乗せされています。また、退職金の資産運用キャンペーンと題して、投資信託と定期預金をセットプランとして同時購入した際には、定期預金の金利上乗せが適用されるといった条件を付している金融機関もあります。退職金を取り込む各銀行に様々な特色がありますが、メガバンクや地方銀行、ネット銀行を各1行ずつ利用できる状態にしておくと、利便性を補完できるのではないかと考えられます。また、店舗のある銀行においても利便性を高めるために、ネットバンキングの設定は忘れないようにしたいところです。

マネープランや投資の目的が決まれば資産配分です。積極的にリスクをとり収益性を重視するのか、リスク分散を行いながら手堅く利回りを重視するのかは、各個人のリスク許容度に委ねられますが、投資信託や債券などの投資商品だけでなく、ぜひ円貨の定期預金でリスクコントロールすることをおすすめします。金融機関の販売員は、ライフプランナー等の様々な資格を有していますが、各販売員に収入目標が見え隠れしており、あの手この手で販売手数料がかかる投資商品を案内してきます。定期預金の満期日に連絡してきたりする理由は、他行に持っていかれないようにといった目的もありますが、金融商品の提案のタイミングを狙ったものでもあります。次々に時代に合った商品を提案されると、ついその気になってしまい、いつの間にかリスク性の高い商品ばかり保有していたとなりかねません。そこで、定期預金の特性が資産運用のバランス調整に丁度良いのです。

定期預金は、原則中途解約ができませんが、満期日をライフイベントにある程度合わせることができます。そして、元本が変動することはありませんので、価格変動のリスクを圧縮できるからです。プロが運用するファンドにおいても、流動性を意識し、価格変動のない資金を保有し、リスク回避することも少なくありません。一般的には、リスク型商品や安定資産、不動産等の現物資産は3等分でバランスが良いと言われています。しかし、投資環境が良い場合には、定期預金部分を圧縮し、投資商品の比率を高め、投資環境が悪い場合には、定期預金部分を増やし、投資商品の比率を低下させることが望ましいですが、老後は何かと忙しく、金融商品ばかりを気にするわけにもいきません。定期預金を複数に分けて取り組んだり、積立型の定期預金を利用してリスク分散を図る、そういった意味では定期預金の分散投資は、資産運用の重要な位置を占めることになると考えられます。

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