BRICsと世界経済

BRICsは、世界経済を左右する力を蓄えつつあります。

BRICsの潜在能力は高い

BRICsは、世界経済を左右する大きな力を蓄えつつあります。投資銀行ゴールドマン・サックスの投資家向けレポートでは「BRICsの経済規模は、2040年頃には先進国を上回り、2050年頃にはG6(米国・日本・英国・ドイツ・フランス・イタリア)の1.5倍の規模になる」と予測されるなど、BRICsの潜在能力は高く評価されています。

BRICs4ヵ国の国土面積は、世界の国土面積のおよそ29%を占めており、BRICs4ヵ国の人口は、世界の総人口の40%以上を占めるなど、領土や人口の規模においても、圧倒的な比重を占めています。それゆえBRICsは、世界経済へ対して大きな影響力を持つようになってきました。

BRICsはすでに、世界経済の1割を担っているとも言われています。現に、BRICs諸国が世界輸出に占める割合は、1992年の4.21%から、十数年で10%を超えるまでになり、世界有数の貿易大国として君臨しています。中でも中国は、輸入と輸出両方において、日本を追い抜き、米国、ドイツに次ぐ第3位となっています。直接投資受け入れ残高も6%のシェアを占め、外貨準備高も24%を占めています。

BRICsの経済成長は、世界経済だけでなく、地球環境にも大きな影響を与えています。BRICs諸国の急激な工業化により、世界規模での大気汚染や水質汚染が進行しているのです。近年、我が国においても、中国の大気汚染により発生するPM2.5(微小粒子状物質)が問題視されていますが、BRICsの経済発展が進めば進むほど、これらの環境問題は深刻化していく可能性があります。BRICs4ヵ国の持続的な発展を維持しつつ、地球環境を保全するためには、先進国が積極的に環境対策に関する技術の支援を行っていく必要があります。

世界経済の一翼を担うようになったBRICsですが、一人当たりのGDPで見た場合は、未だ発展途上国と言わざるを得ません。インドの所得水準は、日本の1950年代程度であり、中国、ブラジル、ロシアの所得水準は、日本の1960年代程度となっています。BRICS諸国は、いずれも国土が広く、多くの人種・民族を抱える人口大国であるため、地域や人種・民族によって、大きな所得格差が生じやすい状況にあるのです。今後、こうした格差を埋めていくことも、BRICsの大きな課題とされています。

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