西日本シティ銀行の誕生

西日本シティ銀行の誕生は、西日本銀行と福岡シティ銀行の合併によるものです。

因縁を越えた銀行同士の合併

西日本シティ銀行の誕生は、同じ福岡県に拠点を置く西日本銀行と福岡シティ銀行の合併によってなされました。同じ地域に営業拠点を置く銀行同士が合併すること自体はさほど珍しいことではありませんが、西日本シティ銀行の場合は、戦前より激しいライバル関係にあった二行が合併したと言う点に大きな特徴があります。

西日本シティ銀行の誕生から遡ること80年前の1924年に福岡シティ銀行の源流となっている「福岡無尽株式会社」が、その20年後の1944年に西日本銀行の源流となっている「西日本無尽株式会社」が誕生しました。同じ福岡県に拠点を置く二つの無尽会社は、第二次世界大戦中の金融機関の整理統合において、福岡無尽株式会社が西日本無尽株式会社に合併される予定でしたが、福岡無尽株式会社の出した条件との折り合いがつかなかったため、最終的にこの統合案は破談となってしまいました。

西日本シティ銀行を誕生させた二行の因縁関係は、破談後も続きました。終戦後の1951年、二つの無尽会社は相互銀行法の施行により相互銀行に転換、それぞれ西日本相互銀行と福岡相互銀行と商号を変更しました。1968年に「金融機関の合併及び転換に関する法律」が制定され、相互銀行から普通銀行への転換が始まった際に、西日本銀行は普通銀行への転換と同時に地銀化を図りましたが、当時相互銀行協会の会長であった福岡相互銀行の社長により反対され実現しませんでした。そのため西日本銀行は、1984年に宮崎の高千穂相互銀行を吸収合併したタイミングで普通銀行へと転換し、念願の地方銀行としてのスタートを切ります。

一方、福岡相互銀行は「福岡シティ銀行」と行名変更し、第二地方銀行として発足しました。福岡シティ銀行は、地方銀行化した西日本銀行に対抗するために、県内のもう一つの地方銀行である福岡銀行との統合を目指しますが、金融界の要請により、因縁の深い西日本銀行との合併が決まり、西日本シティ銀行が誕生しました。

長い間ライバル関係にあった二行は、行風も異なり、店舗も同じエリアに設立されていたため大々的な統廃合が必要であったりと多くの課題がありましたが、因縁を越えた合併により誕生した西日本シティ銀行の総資産は福岡銀行に迫る規模へと拡大し、北九州市の指定金融機関を担うまでになりました。

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