ここでは投資で重要な考え方となる「ハイリスクハイリターン」及び「ローリスクローリターン」のうち、ハイリスクハイリターンの話をします。
一般的に投資を行う場合は、これらを組み合わせて余剰資金を喪失するリスクヘッジを行います。では、ハイリスクハイリターンとはどのようなことを指すのでしょうか。
そもそもハイリスクハイリターンとは、読んで字のごとく、高い危険と高い利益を指します。高い危険というのにも色々ありますが、常識的に考えた場合、どう考えても計画通りに行く見込みが少ないというものがハイリスクになります。
同じ銀行であっても国によって金利が変わります。日本のように世界的に見て信用力のある国は、金利が低くても投資資金が流入します。なぜなら、額面に書かれている通り、例えば1年で○○%であれば○○%の利息がきちんと付いて元本とともに返ってくるからです。
一方、信用力の低い国の銀行金利は高いです。どうしてかといえば、信用力が低い、つまり、計画通りに事が進まない可能性が高く、途中でデフォルト(債務不履行)を起こし、せっかく投資した資本を失う可能性があるからです。
ここにハイリスクハイリターンと言う考え方の基本を見ることができます。日本などの信用力の高い国と違って、信用力の低い国においてデフォルトの可能性があることは承知であるけれども、信用力の高い国と違ってデフォルトさえなければ高い利益が生まれるということです。つまり、可能性として勝つ自信があればよいのです。
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