誰でも口座開設できる、有名な銀行の定期預金の金利を比較してランキングしています。
短期の1年ものに注目する理由は、今は日本がインフレ傾向だからです。(2023年9月21現在)
(※税引き前金利、年率、最新金利は必ず公式サイトでご確認下さい。)
預金額/順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 |
10〜100万未満 | SBI新生銀行 (0.100%) | PayPay銀行 (0.020%) | イオン銀行 (0.010%) | ゆうちょ銀行 (0.002%) | みずほ銀行 (0.002%) | 三菱UFJ銀行 (0.002%) |
100〜300万未満 | オリックス銀行 (0.150%) | SBI新生銀行 (0.100%) | PayPay銀行 (0.020%) | イオン銀行 (0.010%) | ゆうちょ銀行 (0.002%) | みずほ銀行 (0.002%) |
300〜500万未満 | オリックス銀行 (0.150%) | SBI新生銀行 (0.100%) | PayPay銀行 (0.020%) | イオン銀行 (0.010%) | ゆうちょ銀行 (0.002%) | みずほ銀行 (0.002%) |
500〜1000万未満 | オリックス銀行 (0.150%) | SBI新生銀行 (0.100%) | PayPay銀行 (0.020%) | イオン銀行 (0.010%) | ゆうちょ銀行 (0.002%) | みずほ銀行 (0.002%) |
1000万以上 | オリックス銀行 (0.150%) | SBI新生銀行 (0.100%) | PayPay銀行 (0.020%) | イオン銀行 (0.010%) | ゆうちょ銀行 (0.002%) | みずほ銀行 (0.002%) |
[ランキング圏外] 三井住友銀行(年0.002%)など。
【速報1】 オリックス銀行のeダイレクト定期預金は、(1年ものが年0.150%、3年ものが年0.220%、5年ものが年0.300%)。eダイレクト2週間定期預金は年0.07%です。
銀行選びのポイント
1位 オリックス銀行 ★★★★★
オリックス銀行は、新規でeダイレクト預金口座を開設した人限定のキャンペーンをしています。優遇金利定期預金(6ヶ月が年0.500%、1年が年0.350%)を利用できます。新規でeダイレクト預金口座を開設した人です。
いまのオリックス銀行の定期預金の金利は、1年ものが年0.150%、3年ものが年0.220%、5年ものが年0.300%、7年ものが年0.450%です。
オリックス銀行の定期預金は「元本保証」です。
オリックス銀行の定期預金はとてもシンプルであり、元本も保証されています。たとえ途中で解約をしても、手数料はかかりませんし、預け入れた元本は減りません(もらえるはずだった定期預金の利息が減るだけ)。
ちなみに満期日をむかえたオリックス銀行の定期預金は、ひきつづき自動で継続もできます。その時に適用される金利は、その「満期日のオリックス銀行の定期預金の金利」です。オリックス銀行の定期預金の金利はいつも高めに設定されているので、自動継続した後もしぜんに高い金利で運用されやすいです。
他にも、オリックス銀行は他の金融機関あての振込が月に2回までは無料です。月に3回以降は1回につき220円(消費税込み)が必要です。
普通預金の金利 | 年0.010% |
定期預金の金利(1年もの) | 年0.15% |
定期預金の金利(3年もの) | 年0.22% |
定期預金の金利(5年もの) | 年0.30% |
(2023年9月21現在)
→ オリックス銀行をご検討中の方へ
普段使いの銀行として、入出金をくり返すには向いていません。その代わりに定期預金がシンプルで好金利です。迷ったり悩んだりすることなく、分かりやすくて好金利な定期預金を望む人に向いています。
また、オリックス銀行の定期預金の金利はつねに良いです。つまり自動継続にして放っておいても、平均よりも上の金利でずっと運用がされやすいです。ですので「資産運用の柱」として定期預金をながく大切に続けたい人に向いています。
※ eダイレクト定期預金金利は毎月1日と15日(土日祝日の場合は翌営業日)に見直しを行っていますが、本サイトの更新の関係で最新の金利と異なる場合があります。最新の金利は必ず、オリックス銀行の公式ウェブサイトでご確認ください。
※ 金利は税引前の年利率であり、利息には20.315%(国税15.315%(復興所得税含む)、地方税5%)の税金がかかります。
2位 SBI新生銀行 ★★★★
SBI新生銀行はキャンペーン中で、スタートアップ円定期預金の金利が、3ヶ月もので年1.0%、1年もので年0.30%です。
SBI新生銀行のふつうの定期預金の金利は、1年ものの金利が年0.05%、3年ものが年0.30%、5年ものが年0.40%です。インターネット銀行の中でも、定期預金の金利が高めの設定です。
そして冒頭で述べたように、SBI新生銀行は「スタートアップ円定期預金」の金利がいま高いです。対象となる人は、新規口座開設をして口座開設月から3ヶ月目までの人です。
普通預金の金利 | 年0.001% |
定期預金の金利(1年もの) | 年0.05% |
定期預金の金利(3年もの) | 年0.30% |
定期預金の金利(5年もの) | 年0.40% |
(2023年9月21現在)
→ SBI新生銀行をご検討中の方へ
SBI新生銀行は口座開設などの銀行取引でポイントが貯まるので、ポイントを貯めている人や、ポイントに関心のある方に向いています。
また、現在「スタートアップ円定期預金」の金利が3ヶ月もので年1.0%、1年もので年0.30%なので、直近での口座開設にご関心のある方に向いています。
3位 PayPay銀行 ★★★
PayPay銀行の定期預金の金利は、1年もの、3年もの、5年ものが年0.02%です。(ここ数年間ずっと)
PayPay銀行は、前身のジャパンネット銀行が日本で最初のインターネット専業銀行です。しかしながら、定期預金の金利についてはインターネット銀行の中でも低めです。ちょうどキャンペーンをしていない時の、ソニー銀行や住信SBIネット銀行と同じくらいの金利です。
ただ、セキュリティ対策には強みがあり、トークン(小型の機械)を用いたワンタイムパスワードを2006年から導入しています。その他にも、「振込限度額」「未登録先の振込限度額」などの設定もできるので、高い評価がされています。
そして、PayPay銀行では提携金融機関のATMを使って入出金をします。具体的な金融機関の名前は、セブン銀行、ゆうちょ銀行、ローソンATM、イーネット、三井住友銀行です。
提携ATMの利用手数料は、入金1回と出金1回が無料(0円)で行えます。ただし、3万円以上の入金はいつでも無料です。
PayPay銀行のインターネットバンキングでの振込は、PayPay銀行の口座同士でも、他の金融機関あてでも、すべて有料です。手数料無料では1回も行えません。ただ、すぐれた点もあって、PayPay銀行は事前の振込予約がおこなえるので、支払いがおおい自営業者や法人に喜ばれています。
そして、PayPay銀行に出資している会社の1つがヤフーです。ヤフオクの落札者と出品者が共にPayPay銀行を使っている場合は、落札の手数料を無料にできます。
それから、PayPay銀行で口座開設をすると、Visaデビット付キャッシュカードが発行されます。審査は無しで、発行手数料と年会費が無料です。このカードを使えば、世界中のVISAマークのあるお店やネットショップでお買い物ができます。
普通預金の金利 | 年0.001% |
定期預金の金利(1年もの) | 年0.02% |
定期預金の金利(3年もの) | 年0.02% |
定期預金の金利(5年もの) | 年0.02% |
(2023年9月21現在)
→ PayPay銀行は、こんな人におすすめ
歴史のあるインターネット専業銀行なので、他の大手企業との連携がすすんでいます。その一例がヤフーであり、ヤフーオークション(ヤフオク)を利用する人には落札の手数料が無料になる優遇があります。
また、Tポイントとの関係も深いです。Tポイントを現金交換化できるのはPayPay銀行だけです。Tポイント100ポイントを現金85円に変えられる(ただし、1,000ポイント以上・100ポイント単位)ので、Tポイントを集めている人には貴重です。
ちなみにPayPay銀行は法人口座も開設できます。口座開設では、会社の実印の押印と登記簿謄本の提出が不要です。また、代表者ご自身が手続きをするのなら、印鑑証明書の提出もいりません。電話番号の登録も携帯番号でOK、メールアドレスもフリーメールでOKです。
4位 イオン銀行 ★★
最大5,000ポイントのWAONポイントを進呈中です。(期間は2023年9月30日まで)。
イオン銀行は、定期預金(金利がすべて年0.01%)よりも普通預金に特徴があります。それはお金の出し入れが自由な普通預金にも関わらず、定期預金よりも金利が高いからです。
イオンカードセレクトを申し込むことで、イオン銀行の普通預金も口座開設されます。そして普通預金の金利は、イオン銀行と銀行取引するとたまる「イオン銀行スコア」によって決められます(年0.01%、年0.03%、年0.05%、年0.10%、など)。
※ ただし特典として、イオン銀行の口座開設の翌々月までは最低でも年0.05%の金利が普通預金に適用されます。例えばもし9月に口座開設をすれば、イオン銀行の普通預金の金利が11月末までは年0.05%です(誰でも)。
「イオンカードセレクト」を申し込むことによって、
(1)イオン銀行の(普通預金)口座が開設されます。
(2)特典が受けられます。
(3)毎月「イオン銀行スコア」が10点分たまります。
ですので、もしイオン銀行を利用するのなら、イオンカードセレクトを申し込むのも一つの方法です(無料)。
※ 「イオンカードセレクト」とは、キャッシュカードとクレジットカード(イオンカード)と電子マネー(WAON)が一体になったカードで、入会金と年会費が無料です。カード盗難保障も無料でついています。また、イオンでのお買い物でポイントが「×2倍」たまり、お客さま感謝デーは買い物代金が「5%オフ」になります。さらに、イオンシネマの映画料金がいつでも300円割引されます。
ちなみに、イオン銀行の自社ATM(全国に6,000台以上)は、1年365日24時間、ATM手数料が完全に無料(0円)で時間外手数料もかかりません。またイオン銀行には、平日の日中に入出金手数料が無料で使える提携金融機関ATMが全国に55,000台以上あります(ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行など)。
普通預金の金利 | 年0.001%〜年0.10% |
定期預金の金利(1年もの) | 年0.01% |
定期預金の金利(3年もの) | 年0.01% |
定期預金の金利(5年もの) | 年0.01% |
(2023年9月21現在)
→ イオン銀行をご検討中の方へ
イオン銀行は買い物でイオン(マックスバリュ、ビッグ)をよく利用する人に向いています。それから普段よく使う普通預金を、定期預金なみの金利にしたい人にも向いています(普通預金の金利が最大で年0.100%)。
ちなみにイオン銀行は、子供名義の口座を開設することもできます。年齢に制限がないので、0歳児の赤ちゃんでも可能です。
そして最後に、新しくミリオンズのデザインもイオンカードセレクトの券面に加わったので、ミリオンズがお好きな方にも向いています。
5位 UI銀行 ★★
UI銀行は、1年もの、2年もの、3年もの定期預金の金利が年0.30%です(期間:2023年10/31(火)まで)。また普通預金の金利は年0.10%です。
UI銀行は、きらぼし銀行のデジタルバンクです。インターネット専業銀行とはちがって、有人店舗も東京なら130店あります。
アプリで24時間どこにいても、口座の開設や預金ができます。また店舗でもサポートを受けることが可能です。
さらにATM出金手数料と他行宛振込手数料は、ともに最大で20回まで無料です。無料の回数はステージ判定で決まります。
普通預金の金利 | 年0.10% |
定期預金の金利(1年もの) | 年0.30% |
定期預金の金利(3年もの) | 年0.30% |
定期預金の金利(5年もの) | 年0.20% |
(2023年9月21現在)
→ UI銀行をご検討中の方へ
UI銀行の定期預金の金利は高めに設定されています。
1年もの、2年もの、3年もの定期預金の金利が年0.30%です(期間:2023年10/31(火)まで)。5年もの定期預金の金利は年0.20%です。ちなみに、1ヵ月、6ヵ月もの定期預金の金利は、年0.12%です。
高い金利の定期預金に預入を検討している方は、UI銀行を口座開設するのも選択の一つです。普通預金の金利ですら、年0.10%です。
6位 スルガ銀行Dバンク支店 ★
スルガ銀行Dバンク支店は、スマ口座(普通預金口座)が一周年をむかえたので、そのキャンペーン中です。スマ口座を紹介した人に最大10,000円、紹介された人に最大1,500円がもれなくもらえます。
またキャンペーンに関係なく、スマ口座(普通預金口座)を開設すると、現金500円がプレゼントされます。
スマ口座とは、キャッシュレス決済のチャージに適した口座です。チャージをするたびに毎月最大で500円の現金特典がもらえます。
他にも、不正利用被害については原則で全額が補償されます。また利用状況に応じて手数料優遇サービスがあります。
普通預金の金利 | 年0.002% |
定期預金の金利(1年もの) | 年0.110% |
定期預金の金利(3年もの) | 年0.110% |
定期預金の金利(5年もの) | 年0.110% |
(2023年9月21現在)
→ スルガ銀行Dバンク支店をご検討中の方へ
スルガ銀行Dバンク支店の定期預金の金利は、1年もの、2年もの、3年もの、5年もの、すべて年0.110%です。これはインターネット銀行の中でも高めの金利の設定です。
新規でスマ口座(普通預金口座)を開設すると500円がプレゼントされることもあり、キャッシュレス決済(PayPay・pring・ LINE Pay・メルペイ・d払い)をよく利用する人に向いています。
まとめ
(1) 定期預金のキャンペーンでは、特別金利が適用されたり、金利が上乗せされます。
(2) 金融機関の繁忙期は、口座開設に日数(1ヶ月間など)がかかります。定期預金のキャンペーンの締め切りに間に合わないこともあるので、口座開設は早めを心がけます。
(3) おもだった金融機関(銀行)をあらかじめ口座開設しておき、キャンペーンを待つのも一法です。また複数の金融機関(インターネット銀行を含む)の口座を持って、目的別に使い分ける方法もあります。
(4) インフレの時代に入っているので、5年や10年などの長期の定期預金を選ぶよりも、半年や1年などの短期の定期預金を選んだほうが無難です。
(5) 定期預金を中途解約すると低い金利が適用されてしまいます(利息が減る)。預け入れの際には、解約の条件を必ず確認しておきたいです。ただし、通常の日本円の定期預金であれば元本割れはありません。
(6) ポイント制のサービスがある銀行口座を開設すると、優遇(ATM手数料の無料、他行あての振込手数料の無料、定期預金の金利アップなど)が受けやすくなります。
(7) 定期預金などの最新の情報はひんぱんに変わるので、必ず銀行の公式サイトで確認して下さい。
※ 銀行のランキングについて
各銀行が行っているキャンペーンの内容、金利の情報、口座開設のしやすさ、口座の使いやすさ、当サイトを通じての新規口座開設の数などを総合的に判断してランキングを行っています。また、日本中のすべての金融機関は網羅しておりません。その点をご理解ご了承のうえ、ご活用ください。
定期預金の金利を比較したくなるのは、まとまったお金を預金するときや、金融機関(銀行)の金利のキャンペーンなどが行われるときでしょう。
実際に夏や冬のボーナスシーズンには、都市銀行や地方銀行、そしてゆうちょ銀行やJAバンクなどが、テレビCMをうったりします。また、インターネット上ではブログやサイトのバナー広告などで、定期預金のキャンペーンがさかんに宣伝(PR)されるようになります。
そのような状況の中でも、インターネット銀行は一般の金融機関(銀行)よりも高めの金利を定期預金に設定しています。もし定期預金に預け入れをするのなら、それらの情報を参考にして金利の高い(金融機関)銀行を選ぶのも一法です。また、その際に注意をしたいのは、定期預金とは「一定期間はお金を引き出すことができない預金」なので、満期日までは解約ができないことです。もし無理に定期預金を中途で解約すれば、適用される金利が下がります。しかし、ふつうの日本円の定期預金であれば元本割れすることはありません。
定期預金はお金の引出しが自由にできない代わりに、普通預金に比べると金利の高い金融商品です。また定期預金の預入れ期間は、一般的には最短で1ヶ月です。そして定番なのが1年、3年、5年で、最長では10年の商品もあります。それに加えて最近では、1週間満期、2週間満期という、超短期の定期預金も登場しています。
一般に定期預金は、満期までの期間が長くなるほど高い金利になります。そして預入金額が1,000万円を超えると大口定期預金となって、さらに金利が高くなります。また、預け入れ当初の金利が満期までずっと続く固定金利と、6ヶ月ごとに金利が見直される変動金利があります。固定金利の場合は、定期預金の利息の計算がシンプルです。計算方法は、「利息=金額×金利×期間」で求められます。
ちなみに定期預金を活用しようと考えるのなら、直近の1年間ほどの定期預金の金利の推移を一覧表にするのも一法です。するとどの時期に金利が高くなり、どの時期により多くの利息を得られるのかが予測できるようになります。いずれにしても元本保証を大切に考える人は、日本円の定期預金に詳しくなりたいです。
定期預金の金利が高い銀行は、インターネット銀行、いわゆるネットバンクです。三大メガバンクやゆうちょ銀行の定期預金の金利と比較してみると、インターネット銀行の金利の高さが分かります。
また比較的金利が高いインターネット銀行もほぼ決まっています。具体的には、オリックス銀行、SBJ銀行などです。
名前がよく知られている、PayPay銀行や、楽天銀行や、セブン銀行などは、インターネット銀行の中では定期預金の金利は低めです。
一般的に、人々が定期預金への預け入れを考えるのは、夏のボーナス期(6月頃)と冬のボーナス期(12月頃)です。
したがって金融機関(銀行)の定期預金のキャンペーンも、その時期におこなわれるのが定番となっています。
その限られた期間に多くの人がいっせいに口座開設をしようとするので、金融機関(銀行)はとても忙しくなります。その結果として口座開設に必要とされる日数が、通常よりも長くなってしまいます。このような時期を「繁忙期(はんぼうき)」とよびます。
場合によっては、口座開設までに1ヶ月かかることなどもありえるので、定期預金のキャンペーン期間中に間に合わないこともあります。するとせっかくの、特別金利や上乗せ金利が適用されません。
そうならないための方法の一つが、めぼしいインターネット銀行は、あらかじめ口座開設しておくことです。ちなみにインターネット銀行の口座開設は、通常は無料です。口座を開くだけなら、お金はかかりません。
定期預金に預けるための銀行口座とともに、普段使いのための銀行口座も考えられます。
普段使いとは「お金を預ける」「お金を引き出す」「お金を受け取る」「お金を振込む」などの生活に密着した行いのことです。
そのように普段使いとして使う銀行に、インターネット銀行を活用できます。その理由は、ATMの入出金手数料が無料であったり、他の金融機関への振込手数料が無料であったりするからです。
そこで、ATMの使いやすさならイオン銀行があげられます。そして、他の金融機関あての振込ならSBJ銀行があげられます。その理由は、無料で使えるATMの数が多いのがイオン銀行だからです。またSBJ銀行なら、他の金融機関あての振込が無料で5回もおこなえます。
以前は、SBI新生銀行や住信SBIネット銀行やauじぶん銀行なども、普段使いができる銀行でした。しかし今ではポイント制度などが導入されて、銀行取引をつうじて集めたポイントの数によって、ATMが無料で使える回数が決まったり、他の金融機関あての無料の振込回数が決められるようになりました。ですので「普段使いの銀行」とは少し言いにくくなりました。
インターネット銀行の特徴は、高い定期預金の金利であったり、特別金利キャンペーンだけでありません。銀行によっては、振込み手数料が無料である点も見逃せません。
たとえば、SBJ銀行なら月に5回までは他行への振込手数料が無料です。
ネット通販をひんぱんにする人であれば、購入代金を銀行振込で支払うことがよくあります。そのような人は、たとえばの話、SBJ銀行の銀行口座を持っていれば、月に5回までは無料で振込ができます。さらに年間で考えるのなら、5回×12ヶ月=60回も無料で振込めます。
もし1年に60回も無料で振込ができるとなれば、それによって節約できるお金は、定期預金でえられる利息よりも金額的におおくなるでしょう。ちなみに先ほどのSBJ銀行は口座開設手数料と口座維持手数料が無料です。
他の金融機関にある自分の口座(本人名義の口座)への振込み手数料が無料になるインターネット銀行があります。それが大和ネクスト銀行です。
しかも回数の制限がないので、何回振込んでも無料です。たとえば、とりあえず大和ネクスト銀行に預金をしておきます。するとあとで必要に応じて、他の金融機関にある自分名義の口座に無料でお金が振込めるということです。
複数の金融機関に本人名義の口座をもっている人は多いです。大和ネクスト銀行のこの無料サービスを利用すれば、自分の口座の間で、お金を移す手数料が節約できます。
ATMの手数料を無料(0円)にしたいのなら、イオン銀行が活用できます。
インターネット銀行のATMの手数料に関しては、銀行ごとにいろいろな条件があって、そのうえで手数料が決められています。その複雑な条件を調べたり、理解をするのがなかなか面倒です。
しかしイオン銀行なら簡単です。手数料を無料にするための条件もありません。イオン銀行の自社ATM(つまりイオン銀行ATM)を使うのであれば、365日(平日・土曜日・日曜日・祝日)・24時間、手数料が無料(0円)です。これは入金の手数料と出金の手数料がともに無料です。
ちなみにイオン銀行には提携ATMもあります。こちらは平日(月曜日〜金曜日)の日中の入出金が無料です。この場合の提携ATMとは、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行です。
さらに、その他にも数多くの提携金融機関のATM(三井住友銀行、りそな銀行、コンビニATMなど)が無料で利用できますが、こちらには回数制限があります。
普通預金も定期預金と同じで、インターネット銀行が高い金利を提供しています。
イメージとしては、大手都市銀行の定期預金の金利が、インターネット銀行の普通預金の金利と同じくらいです。
そして数あるインターネット銀行の中でも、普通預金の金利が高いのがUI銀行です。
UI銀行の普通預金の金利は、2023年9月21現在では年0.100%です。これは大手都市銀行(三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行)の定期預金の金利(年0.002%)の50倍です。
UI銀行を口座開設すれば、普通預金にお金を預けているだけで、大手都市銀行の定期預金より50倍も高い金利で、お金を運用していることになります。
定期預金の金利で、とくに注目するべきは一日(ついたち)です。なぜなら、ほとんどの金融機関(銀行)において定期預金の金利が変えられるのは、月初めの一日だからです。
(例)4月1日、5月1日、6月1日、7月1日、8月1日・・・12月1日など(※1日が土日祝の場合は、翌営業日です)。
定期預金のキャンペーンが始まるのも、この一日(ついたち)のタイミングがおおいです。ですので月初めの一日を境にして、定期預金の金利のランキングなどもガラッと順位の変わることがあります。
ですので、とくに金利に関心がある人は、月初めの一日には必ず各金融機関(銀行)のサイトをチェックしたいです。
ちなみに、オリックス銀行などは、月の中旬の15日あたりでも、定期預金の金利を変えることがしばしばあります。
積立定期預金とは、「毎月決まった日に、決まった金額を、自分の普通預金から定期預金に積み立てるもの」です(銀行窓口やATMからでも可能)。
この積立定期預金が、貯金には効果を発揮します。明確な目標(海外旅行に行きたい、結婚資金を貯めたい、マイホームが欲しい、等)がある人にとっては、確実に貯金ができる方法です。
この積立定期預金の金利も、通常の定期預金と同じく、普通銀行よりもインターネット銀行の方が高いです。
ただし、インターネット銀行は数多くありますが、積立定期預金を取り扱っている銀行は数が少ないです。具体的には、イオン銀行とソニー銀行が取り扱っており、インターネットバンキングを通じて申し込めます。
イオン銀行の積立定期預金は、預入の金額が5,000円以上で1,000円単位です。気になる積立定期預金の金利は、年0.010%です。
また、ソニー銀行の積立定期預金については、金利の変動がひんぱんに行われています。2023年9月21現在は、1年ものの金利が年0.020%、2年ものの金利が年0.020%、3年ものの金利が年0.050%です。この金利はソニー銀行の一般の定期預金の金利と連動しています(同じということ)。
ちなみにこの2つの銀行の積立定期預金は、預金保険の対象です。
定期預金のキャンペーンでは、しばしば優遇金利がもうけられたり、金利の上乗せがおこなわれます。ですのでキャンペーンの期間中に口座開設をしたり、お金を預け入れるのも一つの方法です。
では「定期預金のキャンペーンはいつか?」というと、一般的には夏と冬のボーナスシーズンです。具体的には6月と12月ですが、キャンペーンの実施期間はその前後にも広がるので「6月と7月」と「12月と1月」の4ヶ月間と考えられます。
この定番のキャンペーン・シーズンに加えて、新年度の始まる春もキャンペーンが行なわれがちです。具体的な月でいうのなら4月です。
この他にも、金融機関の「創立○周年記念」や「臨時のキャンペーン」もあったりします。ですので銀行の公式サイトや、定期預金についての情報を提供しているサイトを見て、こまめな情報収集をしたいです。
まとめると、「定期預金のキャンペーンの時期は、6月、7月、12月、1月、4月は定番。そのほかは金融機関によるので、こまめなチェックが必要」です。
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