預金の利息は、元本、金利、預入期間を使って計算します。
1年間の単純な利息は、「元本 × 年利率」で求められます。1年未満の場合は、さらに預入日数を365日で割って日割り計算します。
実際に受け取る金額は、税引前利息から税金を差し引いた税引後利息です。銀行ごとの端数処理、利払日、預入日数によって、計算結果と実際の入金額が数円程度異なる場合があります。
1年間預ける場合の税引前利息は、次の式で計算します。
税引前利息 = 元本 × 年利率
1年未満、または1年を超える端数日数がある場合は、次の日割り式を使います。
税引前利息 = 元本 × 年利率 × 預入日数 ÷ 365
利息計算では、パーセント表示の年利を100で割り、小数へ直します。
| 年利 | 計算に使う小数 |
|---|---|
| 0.10% | 0.001 |
| 0.25% | 0.0025 |
| 0.50% | 0.005 |
| 1.00% | 0.01 |
| 1.50% | 0.015 |
0.25%は0.025ではなく、0.0025です。
税引前利息は、次のとおりです。
1,000,000円 × 0.0025 = 2,500円
したがって、税引前利息は2,500円です。
個人の預貯金利息には、原則として20.315%の税金がかかります。
税引後利息の概算は、次の式で計算できます。
税引後利息 = 税引前利息 × 0.79685
2,500円の税引後利息は、概算で次のとおりです。
2,500円 × 0.79685 = 1,992.125円
概算では約1,992円です。実際は税額・利息の端数処理により異なる場合があります。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 税引前利息 | 税金を差し引く前の利息 |
| 税引後利息 | 税金を差し引いた後、実際に受け取る利息 |
| 税引前年利 | 金融機関が一般に表示する金利 |
| 税引後年利 | 税負担を考慮した実質的な利率の目安 |
税引後年利は、税引前年利へ0.79685を掛けると概算できます。
年1.00%の場合は、次のとおりです。
1.00% × 0.79685 = 約0.79685%
ただし、実際の税額は利息額に対して計算され、端数処理もあるため、完全に一致するとは限りません。
3カ月、6カ月などの定期預金は、表示されている年利を預入日数に応じて日割り計算します。
年1.20%の6カ月定期へ100万円を184日預ける例は、次のとおりです。
1,000,000円 × 0.012 × 184 ÷ 365 = 約6,049円
年1.20%は「6カ月で1.20%もらえる」という意味ではありません。年率表示です。
100万円を年1.00%で92日間預けた場合の税引前利息は、概算で次のとおりです。
1,000,000円 × 0.01 × 92 ÷ 365 = 約2,520円
税引後利息は、概算で約2,008円です。
100万円を年5.00%で31日間預けた場合、税引前利息は次のとおりです。
1,000,000円 × 0.05 × 31 ÷ 365 = 約4,246円
年5.00%と表示されていても、1カ月で5万円を受け取れるわけではありません。
1カ月定期でも、預入月によって28日、29日、30日、31日となる可能性があります。
実際の利息は、銀行の商品規定に基づき、預入日から満期日前日までなどの実日数で計算されます。
利息計算では、うるう年でも1年を365日として計算する商品が多くあります。
ただし、商品によって計算基準が異なる可能性があるため、商品概要説明書をご確認ください。
単利は、最初に預けた元本だけを基準として利息を計算する方法です。
たとえば、100万円を年1.00%で3年間、単利で預けた場合の税引前利息は次のとおりです。
1,000,000円 × 0.01 × 3年 = 30,000円
複利は、元本に利息を加え、その合計額を次の期間の元本として運用する方法です。
1年複利の満期額は、次の式で求められます。
満期額 = 元本 × (1 + 年利率)年数
100万円を年1.00%で3年間、税引前の単純な1年複利として計算すると、次のとおりです。
1,000,000円 × 1.013 = 1,030,301円
税引前利息は30,301円です。単利の30,000円より301円多くなります。
実際の預金では、利払時に税金が差し引かれ、その税引後利息が元本へ組み入れられる場合があります。
そのため、単純に税引前年利で複利計算した結果と、実際の満期額は異なる場合があります。
半年複利では、6カ月ごとに利息を元本へ組み入れます。
税引前の理論式は、次のように表せます。
満期額 = 元本 × (1 + 年利率 ÷ 2)年数 × 2
ただし、実際の預金商品では、税引後利息の組入れや端数処理があるため、商品規定に基づいて計算されます。
普通預金は、毎日の最終残高を基準に、日割りで利息を計算するのが一般的です。
残高が日々変わるため、単純に「月末残高 × 年利」で計算することはできません。
一般的な考え方は次のとおりです。
1日分の利息 = その日の最終残高 × 年利率 ÷ 365
日ごとの利息を利払日まで合計し、税金を差し引いて口座へ入金します。
年0.50%の普通預金で、100万円を10日間、50万円を20日間保有した場合の税引前利息は、概算で次のとおりです。
1,000,000円 × 0.005 × 10 ÷ 365 + 500,000円 × 0.005 × 20 ÷ 365
概算では約274円です。
定期預金は、預入時の元本、適用金利、預入期間を使って計算します。
固定金利型では、原則として預入時の金利が満期まで適用されます。
変動金利型では、所定の時期に適用金利が見直されます。
定期預金を自動継続した場合、継続後は最初の預入時の金利ではなく、継続日時点の金利が適用されるのが一般的です。
キャンペーン金利が次回も続くとは限りません。
定期預金を満期前に解約すると、預入時の約定金利ではなく、銀行所定の中途解約利率が適用されます。
当初金利を使って満期までの利息を計算しても、中途解約時にはその金額を受け取れません。
中途解約利率は、預入期間・経過期間・商品によって異なります。
外貨預金の利息自体は、外貨建ての元本・金利・期間で計算します。
円で受け取る金額は、満期・解約時の為替相場と為替手数料によって変わります。
外貨建てで利息が増えても、円高により円換算額が元本を下回る場合があります。
仕組預金では、満期日が銀行判断で延長される商品や、受取通貨が為替条件によって変わる商品があります。
一般的な定期預金の計算式だけでは、最終的な受取額を正確に求められない場合があります。
金融機関のウェブサイトには、元本・金利・期間を入力すると、税引前・税引後利息を表示するシミュレーターがあります。
複雑な期間、複利、毎月積立などは、シミュレーターを利用すると便利です。
ただし、シミュレーターの結果は概算であり、実際の利息を保証するものではありません。
100万円を1年間預けた場合の税引前利息は、次のようになります。
| 年利 | 税引前利息 | 税引後利息の概算 |
|---|---|---|
| 0.10% | 1,000円 | 約797円 |
| 0.25% | 2,500円 | 約1,992円 |
| 0.50% | 5,000円 | 約3,984円 |
| 1.00% | 10,000円 | 約7,968円 |
| 1.50% | 15,000円 | 約11,953円 |
年1.00%で1年間預けた場合の税引前利息は、次のとおりです。
| 元本 | 税引前利息 | 税引後利息の概算 |
|---|---|---|
| 10万円 | 1,000円 | 約797円 |
| 50万円 | 5,000円 | 約3,984円 |
| 100万円 | 10,000円 | 約7,968円 |
| 500万円 | 50,000円 | 約39,843円 |
| 1,000万円 | 100,000円 | 約79,685円 |
正確な受取額は、金融機関の利息計算書・満期案内で確認してください。
1年間なら「元本 × 年利率」、1年未満なら「元本 × 年利率 × 預入日数 ÷ 365」で概算します。
0.0025です。0.25を100で割ります。
税引前利息は1万円、税引後利息は概算で約7,968円です。
いいえ。100万円なら税引前利息はおおむね約5,000円です。実際は日数で計算します。
個人の場合、税引前利息へ0.79685を掛けると概算できます。
一般に毎日の最終残高を基準として日割り計算します。
約定金利ではなく、中途解約利率で利息が再計算されます。
預金の利息は、元本、年利率、預入期間を使って計算します。
1年間なら「元本 × 年利率」、1年未満なら「元本 × 年利率 × 預入日数 ÷ 365」が基本です。個人の税引後利息は、税引前利息へ0.79685を掛けると概算できます。
短期定期は年率表示、普通預金は日々の残高、中途解約は中途解約利率で計算されます。正確な受取額は、銀行の商品概要説明書・利息計算書で確認してください。
