利息とは、お金を預けたり貸したりしたときに、元本に対して受け取る金銭のことです。
銀行へ預金した場合、預金者は銀行へ資金を預け、その対価として利息を受け取ります。反対に、住宅ローンやカードローンなどでお金を借りた場合は、借りた人が金融機関へ利息を支払います。
利息は「金額」、金利は「元本に対してどれくらいの割合で利息が付くかを示す率」です。
旧ページでは、利息と金利の基本的な違いと「100万円を年1%で預けると1万円」という例を中心に説明していました。Version3では、税引後利息、普通預金と定期預金、単利・複利、中途解約、利息が付くタイミングまで全面更新しました。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 元本 | 預けたり借りたりする元のお金 | 100万円 |
| 金利 | 元本に対する利息の割合 | 年1.00% |
| 利息 | 実際に受け取る・支払う金額 | 1万円 |
預金では、「金利」と「利率」はほぼ同じ意味で使われます。
たとえば「1年もの定期預金 年1.00%」という表示は、元本に対して1年間で年1.00%の割合を基準に利息を計算するという意味です。
1年間預ける場合の税引前利息は、次の式で概算できます。
税引前利息 = 元本 × 年利率
たとえば100万円を年1.00%で1年間預けた場合は、次のようになります。
1,000,000円 × 0.01 = 10,000円
税引前利息は1万円です。
3カ月、6カ月など1年未満の預金では、一般に預入日数に応じて日割り計算します。
税引前利息 = 元本 × 年利率 × 預入日数 ÷ 365
「6カ月もの年1.00%」は、6カ月で元本の1%を受け取れるという意味ではありません。年率表示です。
個人の預貯金利息には、原則として20.315%の税金がかかります。
そのため、金融機関が表示する「税引前利息」と、実際に受け取る「税引後利息」は異なります。
税引前利息1万円に対して、税引後の受取額は概算で次のようになります。
10,000円 × 0.79685 = 7,968.5円
概算では約7,968円です。実際の金額は税額・利息の端数処理によって多少異なります。
普通預金は、いつでも入出金できる代わりに、一般に定期預金より金利が低めに設定されます。
普通預金の利息は、毎日の最終残高を基準として日割り計算するのが一般的です。
残高が日々変わるため、「月末残高だけ」で正確な利息を計算することはできません。
定期預金は、預入期間を決めて預ける商品です。
固定金利型では、原則として預入時の金利が満期まで適用されます。
普通預金より高い金利が設定されることがありますが、満期前に解約すると当初の金利ではなく、中途解約利率が適用されます。
単利は、最初に預けた元本だけを基準に利息を計算する方法です。
100万円を年1%で3年間、単利で運用した場合、税引前利息は3万円です。
1,000,000円 × 0.01 × 3年 = 30,000円
複利は、受け取った利息を元本へ加え、その合計額に対して次の利息が付く方法です。
運用期間が長いほど、利息が利息を生む効果が大きくなります。
利息の支払時期は商品によって異なります。
| 商品 | 主な利息の受取時期 |
|---|---|
| 普通預金 | 年2回など、金融機関所定の利払日 |
| 1年以内の定期預金 | 満期時 |
| 長期定期預金 | 満期時、中間利払日、一定期間ごとなど商品による |
実際の利払日は金融機関・商品ごとに異なります。
預金利息は、一般に預入日から所定の方法で計算されます。
普通預金では毎日の最終残高、定期預金では預入日から満期日前日までなど、商品規定に基づいて計算されます。
無利息型の決済用預金など、利息が付かない預金商品もあります。
決済用預金は、所定の条件を満たすと預金保険制度で全額保護される代わりに、利息が付きません。
定期預金を満期前に解約すると、預入時の約定金利ではなく、金融機関所定の中途解約利率が適用されます。
満期まで保有した場合に予定していた利息を、そのまま受け取れるわけではありません。
一般的な円定期預金では元本が減る仕組みではありませんが、受取利息が大幅に少なくなる場合があります。
定期預金を自動継続した場合、継続後の金利は、通常、最初に預けたときの金利ではなく、継続日時点の金利が適用されます。
キャンペーン金利が次回も続くとは限りません。
「年5%」「年10%」など非常に高い金利が表示されていても、預入期間が1カ月や3カ月であれば、その期間分だけ日割りで利息が付きます。
年率表示と、実際の預入期間で受け取る利息を分けて考えることが重要です。
外貨預金も、外貨建ての元本・金利・期間に応じて利息が付きます。
ただし、円で受け取る場合は為替相場・為替手数料の影響を受けるため、外貨ベースで利息が増えても円換算で元本割れする可能性があります。
預金保険制度では、利息の付く普通預金・定期預金などの一般預金等について、1金融機関ごとに預金者1人当たり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
預金残高が1,000万円を超える場合は、元本だけでなく利息の保護範囲も確認しておきましょう。
銀行のウェブサイトには、元本・金利・預入期間を入力すると、税引前・税引後利息を試算できるシミュレーターがあります。
複雑な期間・複利・積立預金などでは、シミュレーターを使うと便利です。
預金や貸付などで、元本に対して受け取る・支払う金額です。
同じではありません。利息は金額、金利は利息を計算するための割合です。
税引前で1万円です。個人の税引後利息は概算で約7,968円です。
いいえ。100万円なら税引前利息はおおむね約5,000円です。実際は預入日数で日割り計算します。
預入時の約定金利ではなく、中途解約利率で再計算されます。
金融機関所定の利払日に入金されます。年2回など、銀行によって異なります。
個人の預貯金利息には、原則20.315%の税金がかかります。
利息は、預金などで元本に対して受け取る金額で、金利はその利息を計算するための割合です。
1年間なら「元本 × 年利率」、1年未満なら「元本 × 年利率 × 預入日数 ÷ 365」が基本です。個人の預貯金利息には原則20.315%の税金がかかります。
普通預金・定期預金、単利・複利、中途解約などによって利息の計算方法や受取時期は異なります。預金商品を比較するときは、表示金利だけでなく、税引後利息・預入期間・満期後の金利まで確認しましょう。
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