日本のリースの歴史は、日本リース・インターナショナルの設立で始まりました。
日本のリースの歴史は1963年に日本リース・インターナショナル設立で開始されたと言っても過言ではありません。ここでは、日本のリースの歴史について詳しく述べていきます。
1969年、日本リース・インターナショナル設立され、その後の1969年にはリース事業協会が設立されました。日本の高度経済成長にも相まって、1978年になると、リースの取扱高が1兆円を超えるという快挙を成し遂げます。
ただ、このようなメリットの多いリースですが、順風満帆とは言えませんでした。1985年になると、リース資産のオフバランス処理が問題視されるようになったからです。それでも、1987年にはリースの取扱高が5兆円を超ええました。社会的影響が大きくなってきたことから、1988年には計算書類規則でリース物件の注記を義務づけました。また、税務通達によりリース期間の上限が設定されたのもこの時期です。
バブル経済崩壊が迫った1991年には、リースの取扱高が8兆8千億円となり、過去最高額を記録しました。
バブル経済が崩壊した後の1993年になると、リース会計基準が公表されます。さらに1998年の税法改正により、法人税施行令にリース取引の規定がもうけられ、リース取引が法制化されます。
さらに2008年には新リース会計基準が開始されました。今まで認められてきたオフバランス取引が認められなくなり、オンバランス取引に処理が一本化されました。このことによって、より健全なリース取引が行われるようになり、取引量が収縮してはしまいましたが、それでも、新たなリース取引の段階を迎えるようになりました。
< 戻る | 進む >