名古屋銀行は、愛知県名古屋市に本店を置く第二地方銀行です。1949年に創業し、1989年に普通銀行へ転換して現在の「名古屋銀行」に改称しました。愛知県、とりわけ名古屋市とその周辺を中心に店舗網を展開し、個人の預金・住宅ローンから中小企業の資金調達、事業承継、海外展開支援まで幅広く取り扱っています。
名古屋銀行の強みは、愛知県内に密着した店舗網と、対面サービスとデジタルサービスを組み合わせて利用できる点です。給与振込や公共料金の引き落としなど日常の取引に利用しやすい一方、名古屋銀行アプリや個人向けインターネットバンキング「bankstage」を使えば、残高・入出金明細の確認、振込、各種手続きなどをスマートフォンやパソコンから行えます。
2026年3月31日現在、国内には113カ所の拠点があり、中国には南通支店を設けています。総資産は連結で6兆2,727億円、預金等は5兆4,761億円で、東海地方を代表する地域金融機関の一つです。
このページでは、名古屋銀行の特徴、普通預金と定期預金の金利、ATMやアプリの利便性、メリット、注意点を分かりやすく解説します。
※金利、手数料、商品内容は変更されることがあります。本ページの金利情報は2026年7月30日に名古屋銀行の公式サイトで確認した内容を基準にしています。申込前には必ず公式サイトの商品概要説明書や最新情報をご確認ください。
| 銀行名 | 株式会社名古屋銀行 |
|---|---|
| 本店所在地 | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁目19番17号 |
| 創業 | 1949年 |
| 資本金 | 250億円 |
| 金融機関コード | 0543 |
| 国内拠点 | 113カ所(支店112、出張所1) |
| 海外拠点 | 中国・南通支店 |
| 総資産 | 6兆2,727億円(連結) |
| 預金等 | 5兆4,761億円 |
※拠点数、総資産、預金等、資本金などは2026年3月31日現在。
名古屋銀行は、愛知県内に多くの店舗を置き、名古屋市だけでなく尾張・知多・三河の各地域を幅広くカバーしています。愛知県外にも岐阜県、静岡県、大阪府、東京都などに店舗があり、地域の個人や事業者を中心に金融サービスを提供しています。
地域金融機関として、預金や融資だけでなく、住宅ローン、相続、保険、資産運用、事業承継、M&A、人材紹介、ICT支援などの相談にも対応しています。単にお金を預ける銀行というよりも、暮らしや事業に関する相談先として利用できる点が特徴です。
名古屋銀行は2022年、静岡銀行と包括業務提携「静岡・名古屋アライアンス」を締結しました。両行が営業基盤やノウハウを共有し、地域企業の支援、商品・サービスの充実、業務効率化などに取り組んでいます。
名古屋銀行は、中国江蘇省南通市に支店を設けています。東海地方には中国など海外へ進出する製造業が多いため、現地情報の提供、資金調達、人民元取引などを通じて取引先企業の海外事業を支援しています。
名古屋銀行の普通預金金利は、2026年7月30日確認時点で次のとおりです。
| 預金種類 | 年利 |
|---|---|
| 普通預金 | 年0.300% |
| インターネット専用普通預金 | 年0.300% |
普通預金は、給与や年金の受取口座、公共料金やクレジットカード代金の引き落とし、日常の資金管理に利用できます。金利は変動金利であり、金融情勢などにより変更されます。
利息には原則として20.315%の税金がかかります。たとえば税引前の利息が1,000円の場合、受取額はおおむね797円です。
名古屋銀行の代表的な円定期預金であるスーパー定期預金や大口定期預金の店頭表示金利は、2026年2月2日に引き上げられました。2026年7月30日確認時点の主な金利は次のとおりです。
| 預入期間 | 年利 |
|---|---|
| 1カ月 | 年0.375% |
| 3カ月 | 年0.375% |
| 6カ月 | 年0.375% |
| 1年 | 年0.425% |
| 2年 | 年0.525% |
| 3年 | 年0.600% |
| 4年 | 年0.650% |
| 5年 | 年0.700% |
| 7年 | 年0.800% |
| 10年 | 年0.900% |
金利だけを見ると、預入期間が長いほど高く設定されています。ただし、長期定期預金は満期まで資金を動かしにくくなるため、生活費や近い将来に使う予定のあるお金を預けるのには向きません。
定期預金を利用するときは、預金の全額を一つの期間にまとめるのではなく、1年、3年、5年などに分けて預ける方法も有効です。満期を分散すれば、急に資金が必要になった場合や、今後さらに金利が上昇した場合にも対応しやすくなります。
旧ページでは、満期自由形定期預金「フリータイム」を名古屋銀行の代表的な商品として紹介していました。しかし、現在は新規取扱を終了しています。
同様に、変動金利定期預金や貯蓄預金などにも新規取扱を終了した商品があります。過去に預け入れた人向けの金利が公式サイトに掲載されている場合でも、新たに申し込めるとは限りません。新規に定期預金を利用する場合は、現時点で申込可能な商品を公式サイトまたは窓口で確認してください。
名古屋銀行では、スマートフォンを利用した口座開設サービスを提供しています。所定の条件を満たせば、店舗へ行かずに、印鑑レス・通帳レスで普通預金口座を開設できます。
スマホ口座開設は便利ですが、居住地、年齢、本人確認書類などの利用条件があります。また、事業用口座など、利用目的によっては窓口での手続きが必要です。
名古屋銀行アプリを利用すると、スマートフォンから日常的な銀行取引や口座管理ができます。主な機能は次のとおりです。
スマート通帳では、通帳を持ち歩かずに入出金履歴を確認できます。紙の通帳をなくすことで、記帳や繰越のために店舗・ATMへ行く手間を減らせます。
個人向けインターネットバンキング「bankstage」では、残高照会や振込のほか、投資信託、ローン、各種料金の支払いなど幅広いサービスを利用できます。
住宅ローンを利用している場合は、残高や返済予定表の確認、一部繰上返済のシミュレーション・予約なども可能です。bankstageから行う住宅ローンの一部繰上返済は、所定の条件のもとで手数料無料です。
サービスによって利用時間や手続き条件が異なります。メンテナンス時間中は利用できないため、急ぎの振込や支払いは余裕を持って行いましょう。
名古屋銀行のキャッシュカードは、名古屋銀行ATMのほか、提携金融機関やコンビニATMなどで利用できます。利用できる時間、取引内容、手数料はATMの種類と時間帯によって異なります。
名古屋銀行ATMでは、普通預金の入出金、振込、残高照会、通帳記帳のほか、定期預金の預入・解約・解約予約に対応するATMもあります。店舗内ATMでは硬貨を取り扱える時間帯もあります。
ATM手数料は「いつでも無料」とは限りません。平日の日中、夜間、土日祝日、提携ATMなどで条件が変わるため、利用前に最新の手数料表を確認してください。振込を行う場合は、ATM利用手数料とは別に振込手数料がかかることがあります。
名古屋銀行は預金保険制度に加入しています。普通預金や定期預金などの一般預金は、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までと、その利息が保護されます。
決済用預金の条件を満たす無利息の普通預金などは、全額保護の対象です。一方、外貨預金、投資信託、保険商品などは預金保険制度の対象外です。
同じ名古屋銀行の複数の支店に預金がある場合でも、支店ごとではなく名古屋銀行全体で合算されます。1,000万円を超える預金を安全性重視で管理する場合は、複数の金融機関へ分散する方法も検討してください。
愛知県内、とくに名古屋市周辺で生活・事業をしている人は、窓口やATMを利用しやすい銀行です。住宅ローン、相続、資産運用、事業経営など、対面で相談したい人にも向いています。
残高確認や振込などの日常取引はアプリやbankstageで行い、複雑な相談は窓口で行うという使い分けができます。ネット専業銀行ほど店舗が少なくなく、従来型銀行よりもデジタル取引を利用しやすい点がメリットです。
愛知県は製造業や中小企業が多い地域です。名古屋銀行は融資だけでなく、事業承継、M&A、人材、海外展開、ICTなどの支援にも取り組んでおり、事業者にとって相談先の選択肢になります。
普通預金や定期預金は、所定の範囲で預金保険制度による保護を受けられます。元本割れを避けながら資金を管理したい人にとって、基本的な預け先として利用できます。
店舗網は愛知県を中心としているため、東海地方以外に住んでいる人にとっては対面サービスの利便性が低くなります。全国どこでも店舗を利用したい人には、メガバンクやゆうちょ銀行のほうが適する場合があります。
利用時間やATMによっては手数料がかかります。無料回数や優遇条件だけでなく、自分がよく使うATMと時間帯を基準に確認することが重要です。
定期預金には、期間限定、対象者限定、預入資金の条件付きなどの商品が設定されることがあります。高い金利だけを見て判断せず、対象者、預入金額、期間、中途解約時の取扱いを確認してください。
外貨預金は為替相場の変動や為替手数料により、円換算した受取額が預入額を下回る場合があります。投資信託なども価格変動があり、預金保険制度の対象ではありません。円預金と同じ感覚で利用しないことが大切です。
一方、店舗をほとんど利用せず、預金金利や振込無料回数だけを最優先する人は、ネット銀行を含めて比較したほうがよいでしょう。
名古屋銀行は第二地方銀行です。愛知県名古屋市に本店を置き、愛知県を主な営業地域としています。
名古屋銀行の金融機関コードは「0543」です。支店コードは店舗ごとに異なります。
いつでも使う可能性のあるお金は普通預金、一定期間使わないお金は定期預金が基本です。生活費や緊急資金まで定期預金にすると、中途解約が必要になる場合があります。
所定の条件を満たす個人は、スマホ口座開設サービスを利用できます。印鑑レス・通帳レスでの開設が基本ですが、居住地や本人確認書類などの条件があります。
名古屋銀行アプリのスマート通帳を利用すれば、スマートフォンで入出金明細を確認できます。紙通帳から切り替える際は、利用条件や過去明細の表示範囲を確認してください。
普通預金や定期預金などは預金保険制度の対象で、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息が保護されます。ただし、外貨預金や投資信託などは対象外です。
原則として満期前でも中途解約できますが、約定金利ではなく所定の中途解約利率が適用され、受取利息が大きく減る場合があります。商品によって取扱いが異なるため、預入前に確認してください。
名古屋銀行は、愛知県を中心に充実した店舗網を持つ地域密着型の第二地方銀行です。店舗で相談できる安心感に加え、名古屋銀行アプリ、スマート通帳、bankstage、スマホ口座開設などのデジタルサービスも利用できます。
普通預金や定期預金の金利は以前より上昇していますが、金利は今後も変更される可能性があります。定期預金を選ぶ際は、金利だけでなく、預入期間、中途解約、資金の使い道を考えて選びましょう。
愛知県内で店舗とデジタルサービスを併用したい人には有力な選択肢ですが、預金金利や手数料を重視する場合は、ネット銀行や他の地方銀行も比較して決めることが大切です。
