社会主義体制下の銀行

中国は現在でも共産主義社会実現に向けた国家運営を行っています。

社会主義と共産主義

社会主義、なんとなく嫌悪感を覚える響きかもしれません。中国は共産党の一党独裁というイメージが根強いといわれますが、実は法律上は一党独裁の体制を規定していません。

実際、衛星政党と言われる政党が存在し、多数政党制で運営されています。ただ、中国共産党は中国公民を指導する立場にあることから、法律より中国共産党の決定の方に優越があることになっています。この中国共産党は党の綱領で共産主義社会実現をうたっていることから、中国は現在でも共産主義社会実現に向けた国家運営を行っているわけです。ここまで話が進むと、社会主義体制下の銀行というお話の中でなぜ共産主義の話が出てくるのかと疑問に思うかもしれません。実は共産主義と社会主義は密接不可分の関係にあります。

マルクスやエンゲルスの考え方に基づけば、共産主義国家というのは理想郷、つまり、桃源郷に他なりません。労働者や農民、いわゆるプロレタリアートが主役の豊かな社会を実現する考え方なのです。しかし、どのような社会でもはじめから実現できるわけではありません。このため、社会主義という、共産主義社会の発展途上段階を行っています。ちなみに中国は90年代、社会主義社会はすでに終わったとしました。これからは共産主義社会実現に向けて社会主義「市場経済」をやるんだと宣言したのです。

社会主義体制下の銀行は先ほど書いたように、労働者や農民が豊かな社会を実現すること、これは資本家を追い出して実現させることを目的としていました。このため、銀行も生産されたものを分配するために必要な貨幣を供給するという役割を担うのみでした。しかし、社会主義市場経済体制下になると、次第にこの様相が変わっていきます。どのように変わっていくのでしょうか。中央銀行を例に見ていきたいと思います。

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