積立定期預金は、毎月少しずつ定期預金を積み立てていく商品です。
途中でお金が必要になった場合に引き出せるかどうかは、金融機関・商品によって異なります。「積立定期預金ならいつでも自由に引き出せる」とは限りません。
積立定期預金から資金を受け取る方法には、積立停止・一部払戻し・中途解約・満期受取があり、それぞれ取扱いが異なります。
積立定期預金では、今後の積立を止めることと、すでに積み立てた定期預金を引き出すことは別の手続きです。
たとえば、
・積立停止:来月以降の自動振替を止める
・引出し:すでに預けた定期預金を払い戻す
という違いがあります。
「積立を止める」だけなら、すでに預けた定期預金はそのまま満期まで残る商品もあります。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 一部払戻し | 積み立てた一部だけを引き出す |
| 中途解約 | 満期前に定期預金を解約して受け取る |
| 満期受取 | 満期まで待って元本と利息を受け取る |
どの方法が使えるかは商品によって異なります。
楽天銀行の「定期預金の積立購入」では、積立の都度、個別の円定期預金が作成されます。積立設定を解除しても、それまでに作成された定期預金はそのまま残ります。
作成済みの定期預金を満期前に解約する場合は、ログイン後の画面から中途解約できます。楽天銀行の定期預金は一部解約を取り扱っておらず、解約した元金と利息は円普通預金へ振り替えられます。
中途解約時は所定の中途解約利率が適用されます。たとえば預入期間が1年未満の場合、中途解約利率は約定利率の5%です。
積立定期預金の中には、積み立てた定期預金の一部だけを払い戻せる商品があります。
ただし、
・最低払戻額
・払戻単位
・据置期間
・払戻回数
・手続方法
などに条件が付く場合があります。
一部払戻しできるからといって、普通預金のように好きなときに何度でも自由に出し入れできるわけではありません。
満期前に定期預金を解約する場合、当初の約定金利ではなく、所定の中途解約利率が適用されるのが一般的です。
たとえば年0.8%で預けた定期預金でも、満期前に解約すると、実際の適用利率が大きく下がることがあります。
一般的な円定期預金では元本は払い戻されますが、利息は当初の約定金利より少なくなる場合があります。
積立定期預金では、一部払戻し後も積立を継続できる商品がある一方、引出しのために個別の定期預金を中途解約する商品もあります。
また、一部だけ払い戻せる商品でも、その部分には中途解約利率が適用されることがあります。
「引出し」と「解約」が別とは限らず、「中途解約」「一部払戻し」の取扱いは商品概要説明書に定められています。
インターネット銀行やアプリ対応商品では、中途解約した元本・利息を普通預金口座へ振り替える形で受け取ることが一般的です。
店舗型銀行では、窓口で手続きし、普通預金へ入金する場合もあります。
金融機関によっては、インターネットやアプリでは解約できず、窓口手続きが必要な商品もあります。
これからの積立だけを止めて、すでに積み立てた定期預金をそのまま満期まで保有する場合は、既存定期の約定金利がそのまま適用される商品があります。
商品によっては、既存の定期預金を解約せずに、
・今後の積立だけ停止できないか
・積立金額を減額できないか
といった変更が可能です。
毎月1万円を積み立てていて負担が大きくなった場合、商品によっては5,000円・3,000円などへ減額できます。
積立額の変更と、すでに積み立てた定期預金の解約は別の手続きとして扱われる場合があります。
積立日に普通預金の残高が不足した場合の取扱いは、金融機関や商品によって異なります。
残高不足の場合、その月の積立を見送る商品もあれば、別のルールがある商品もあります。楽天銀行では、積立実行時に円普通預金の残高が不足している場合、その積立は実行されず、同じ積立分が後から再実行されることもありません。
残高不足分を翌月にまとめて引き落とすかどうかも、商品ごとの規定によって異なります。
普通預金から自動振替する商品では、積立実行日に必要な残高があるかどうかが積立の実行に影響します。
積立日の変更可否、残高不足時の取扱い、再振替の有無は金融機関・商品によって異なります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 積立停止 | 今後の自動積立だけを停止できるか |
| 積立額変更 | 毎月の積立額を減額・変更できるか |
| 一部払戻し | 積み立てた資金の一部だけを払い戻せるか |
| 中途解約 | 満期前の解約が可能か、必要額だけ解約できるか |
| 中途解約利率 | 中途解約時に適用される利率・計算方法 |
| 手続方法 | Web、アプリ、窓口など利用できる手続方法 |
| 満期 | 満期までの期間と満期時の取扱い |
普通預金は原則として随時払戻しができます。一方、積立定期預金は、積み立てた資金の払戻しに中途解約や一部払戻しなどの商品所定の手続きが必要になる場合があります。
積立停止、積立額変更、一部払戻し、中途解約の可否は商品ごとに異なります。
中途解約利率は、預入期間、預入から解約までの期間、商品種類などによって異なります。
普通預金利率と同程度になる場合もあれば、銀行所定の計算式で決まる場合もあります。
「中途解約したら必ず何%になる」という全国共通の利率はありません。
満期まで保有した場合は、原則として当初の約定条件に基づいて利息が計算されます。
満期前に中途解約した場合は、商品所定の中途解約利率が適用されるのが一般的です。
| 項目 | 積立定期預金 | 通常の定期預金 |
|---|---|---|
| 積立停止 | できる商品が多い | 概念なし |
| 積立額変更 | できる商品が多い | 概念なし |
| 一部払戻し | 商品による | 商品による |
| 中途解約 | 商品による | 可能な商品が多い |
| 中途解約時の金利 | 所定の中途解約利率 | 所定の中途解約利率 |
個人が受け取る一般的な円預金の利息には、原則20.315%の税金がかかります。
中途解約で利息が少なくなった場合でも、実際に受け取る利息には税金がかかります。
一般的な円定期預金として積み立てる積立定期預金は、預金保険制度の対象です。
1金融機関につき預金者1人あたり、普通預金・定期預金などの対象預金を合算して元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
商品によります。一部払戻しできる商品もあれば、中途解約が必要な商品もあります。普通預金のように自由に出し入れできるとは限りません。
商品によります。一部払戻し後も積立を継続できる場合もあれば、解約手続きによって契約内容が変わる場合もあります。
積立停止に対応する商品が多くあります。すでに積み立てた定期預金を満期まで残せる場合もあります。
一般的な円定期預金では、元本ではなく利息が減る形になることが多いです。中途解約利率や払戻し条件は商品によって異なります。
金融機関・商品によって異なります。楽天銀行では残高不足で実行されなかった積立は後から再実行されません。
金融機関・商品によります。ネットやアプリで中途解約できる商品もあれば、窓口手続きが必要な商品もあります。
※本ページは2026年9月25日時点の一般的な積立定期預金の仕組みをもとに解説しています。積立停止、一部払戻し、中途解約、中途解約利率、残高不足時の扱い、解約方法等は金融機関・商品によって異なり、変更される場合があります。実際の取扱条件は各金融機関の最新の商品概要説明書に記載されています。
