JAバンクの定期積金は、毎月など決められた日に一定額の掛金を払い込み、満期日に掛金総額と税引後の給付補填金を受け取る積立型の商品です。
目標額と積立期間を決め、普通貯金口座から自動振替できるため、教育費、旅行、車購入、住宅修繕、納税資金などを計画的に準備できます。
JAバンクは、全国の農業協同組合、信用農業協同組合連合会、農林中央金庫で構成される金融グループです。定期積金の基本的な仕組みは共通していますが、商品名、掛金、契約期間、給付補填備金、特典、中途解約条件は各JAで異なります。
旧ページでは、定額式・逓増式・満期分散式・目標式の4種類が全国で一般的に提供されているように説明していました。現在は毎月一定額を積み立てる定額型が中心で、その他の方式は取扱いが限られるため、Version3では現在の商品実態に合わせて整理しました。
| 項目 | 一般的な内容 |
|---|---|
| 利用できる人 | 個人・法人・個人事業主など。各JAの営業地区や所定条件による |
| 積立方法 | 毎月など定期的に掛金を払い込む |
| 払込方法 | 普通貯金からの自動振替、窓口、集金など |
| 契約期間 | 6カ月以上5年以内など。各JA・商品で異なる |
| 掛金 | 1回1,000円以上など。各JA・商品で異なる |
| 収益 | 給付補填金 |
| 利回り | 契約時の給付補填備金が基本的に固定 |
| 満期時 | 給付契約金を受け取る |
| 中途解約 | 所定の中途解約利率・解約基準を適用 |
全国共通の金利や掛金条件はありません。契約するJAの商品概要説明書と店頭表示利回りをご確認ください。
JAバンクでは、定期積金について、自分で決めた目標額に合わせ、毎月の指定日に積み立てる商品として案内しています。
毎月の給料日などに普通貯金から自動振替でき、積立期間も計画に合わせて選べます。
JAバンク公式サイトには、毎月の積立額、積立期間、満期受取額を試算できる積立計画シミュレーションもあります。
JAバンクの定期積金では、契約期間中、毎月一定額を払い込む定額型が中心です。
たとえば、毎月2万円を3年間、36回払い込む場合、掛金総額は72万円です。満期日には72万円と税引後の給付補填金を受け取ります。
毎月の掛金が固定されるため、家計の中で貯蓄を固定費化しやすい反面、途中で自由に増減できない商品が一般的です。
JAによっては、一般的な定額型の定期積金を「スーパー積金」などの名称で取り扱っています。
名称が同じでも、契約期間、最低掛金、給付補填備金、払込方法はJAごとに異なります。
商品名ではなく、税引後の満期受取額と中途解約条件を比較することが重要です。
JAバンクの定期積金は、「3年後に100万円」「5年後に教育費を準備する」など、目標額と期間から毎月の掛金を考えられます。
目標額から掛金を逆算する商品や、窓口で積立計画を試算してもらえるJAがあります。
無理なく継続できる金額か、生活予備資金を別に確保できるかを確認して契約しましょう。
毎月の掛金は、JAの普通貯金口座から自動振替できます。
給料日や年金受取日の後に振替日を設定すれば、「残ったお金を貯める」のではなく、先に貯蓄する仕組みを作れます。
振替日前に普通貯金残高が不足すると、掛金を払い込めない場合があります。
再振替、満期日の繰延べ、給付補填金の減額など、残高不足時の扱いは各JAの商品規定で異なります。
JAによっては、窓口での払込みや、担当者が訪問する集金に対応しています。
ただし、現金管理や業務効率化のため、集金を縮小・廃止し、自動振替を推奨するJAが増えています。
集金の対象地域、曜日、手数料、現金受領時の確認方法をご確認ください。
JAバンクアプリでは、対応するJAの定期積金について、契約情報、利回り、満期日などを照会できます。
ただし、アプリから定期積金の新規契約、掛金変更、中途解約まで行えるかはJAやサービスによって異なります。
定期貯金と定期積金では、利用できるオンライン手続きが異なる点にも注意してください。
定期積金で定期貯金の利息に相当する部分を、給付補填金と呼びます。
給付補填金は、各掛金の払込日から満期日までの期間と、契約時の給付補填備金を基に計算されます。
最初の掛金は長期間、最後の掛金は短期間しか運用されないため、掛金総額へ表示利回りを単純に掛けても実際の給付補填金にはなりません。
JAバンクでは、地域の子育て世帯を対象に、店頭表示利回りへ上乗せする定期積金を取り扱う場合があります。
対象条件には、18歳未満の子どもがいること、自治体の子育て支援カードを提示すること、児童手当の受取口座をJAに指定することなどがあります。
子ども名義で契約する商品と、保護者名義で契約する商品があるため、契約者と資金所有者をご確認ください。
2026年8月現在、JAバンク静岡では、静岡県の子育て支援事業に対応した「子育て支援定期積金 すくすく」と「すくすくプラス」を案内しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 18歳未満の子どもを対象とする所定の契約 |
| すくすく | 店頭表示利回りに年0.15%上乗せ |
| すくすくプラス | 児童手当をJAで受け取るなどの条件で年0.20%上乗せ |
| 契約期間 | 2年以上5年以内 |
| 掛金 | 1回1,000円以上1円単位 |
| 給付契約金 | 50万円以上 |
| 取扱期限 | 2028年3月31日までの予定 |
旧ページに記載されていた年0.05%上乗せは現在の案内と異なるため、年0.15%・年0.20%へ更新しました。
実際の取扱JA、対象者、必要書類、特典は変更される可能性があるため、契約前に県内JAへご確認ください。
公的年金をJAで受け取っている人や、年金受取を予約した人を対象に、給付補填備金を上乗せする商品があります。
年金受取口座から自動振替し、旅行、医療費、住宅修繕、家電買替えなどの資金を準備できます。
対象年齢、年金受取実績、掛金上限、契約期間は各JAで異なります。
JAでは、農業者や個人事業主が、納税、農機具購入、施設修繕、資材代、賞与などに備える定期積金を取り扱う場合があります。
収入の季節変動に合わせ、毎月ではなく所定の周期で払い込める商品もあります。
法人・個人事業主の税務処理は個人の預貯金と異なるため、税理士などへご確認ください。
所得税、消費税、固定資産税、自動車税、事業税などの支払資金を準備する目的の商品があります。
納税用という名称でも、納税準備貯金とは別商品です。個人の給付補填金が自動的に非課税になるわけではありません。
地域農産物、加工品、カタログギフト、商品券、抽選権などを付ける定期積金があります。
JAならではの地域性を生かした商品ですが、期間限定・数量限定となる場合があります。
特典の価値だけでなく、通常の給付補填備金、契約期間、中途解約時の扱いも比較してください。
JAや関連事業の利用者向けに、葬祭費用、旅行、住宅修繕、介護準備などを目的とする定期積金が用意される場合があります。
商品によっては、JAの葬祭事業や指定サービスで利用できる特典を付けています。
給付契約金の使途が限定されるか、現金で受け取れるか、途中解約時に特典が失われるかをご確認ください。
JAバンクの定期積金は、満期前に中途解約できる商品が一般的です。
中途解約時には、契約時に予定した給付補填金ではなく、実際の掛込期間などに応じた所定の中途解約利率が適用されます。
満期まで払い続けた場合より受取額が少なくなるため、生活予備資金まで掛金へ回さないことが重要です。
定期積金は一つの契約として管理されるため、一部だけを解約できない商品が一般的です。
途中で資金を使う可能性がある場合は、掛金を抑える、契約を複数に分ける、積立式定期貯金と比較する方法があります。
個人が受け取る給付補填金には、原則として20.315%の源泉分離課税が適用されます。
| 税区分 | 税率 |
|---|---|
| 所得税・復興特別所得税 | 15.315% |
| 地方税 | 5% |
| 合計 | 20.315% |
満期受取額を比較するときは、店頭表示利回りだけでなく、税引後の給付補填金をご確認ください。
JAの定期積金は、銀行の預金保険制度ではなく、農水産業協同組合貯金保険制度の対象です。
同じJAにある普通貯金、定期貯金、定期積金などの対象貯金を合算し、貯金者1人当たり元本1,000万円までと、その元本に対応する利息・給付補填金等が保護されます。
同じ県内でも別法人のJAであれば原則として別金融機関ですが、合併予定や契約相手方を確認してください。
JAは地域ごとに別法人として運営されており、地域の利用者、農業、自治体施策などに合わせて商品を設計しています。
そのため、隣接する地域のJAであっても、次の条件が異なります。
JAの金融サービスは、原則として組合員や営業地区内の居住者・勤務者などを対象とします。
農業者でなくても、所定の手続きで准組合員となり利用できる場合があります。
利用資格、出資金、組合員加入の必要性はJAや商品によって異なります。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 利用資格 | 営業地区、組合員・准組合員の条件 |
| 掛金 | 無理なく継続できる金額か |
| 契約期間 | 資金が必要な時期と合うか |
| 利回り | 店頭表示と優遇後の給付補填備金 |
| 優遇条件 | 子育てカード、児童手当、年金受取など |
| 払込方法 | 自動振替、窓口、集金、アプリ照会 |
| 中途解約 | 解約利率と受取額 |
| 貯金保険 | 同じJAの対象貯金との合算額 |
違います。基本的な仕組みは共通していますが、商品名、利回り、掛金、期間、特典は各JAで異なります。
利用できる場合があります。営業地区内の居住者・勤務者が准組合員となるなど、JA所定の条件をご確認ください。
多くのJAで普通貯金口座から自動振替できます。
固定される商品が一般的です。変更できるか、契約変更や再契約が必要かをJAへご確認ください。
中途解約できる商品が一般的ですが、所定の中途解約利率が適用され、予定した給付補填金は受け取れません。
利用できません。取扱JA、対象地域、子どもの年齢、必要なカードなどが決められています。
個人の場合は、原則として20.315%の源泉分離課税です。
農水産業協同組合貯金保険制度の対象です。同じJAの対象貯金と合算して保護されます。
JAバンクの定期積金は、目標額と期間を決め、毎月の掛金を普通貯金から自動振替して計画的に貯める商品です。
現在は定額型が中心ですが、子育て、年金、納税、農業資金、地域特典など、各JAが地域に合わせた商品を提供しています。
全国一律の商品ではないため、契約前には、利用資格、給付補填備金、税引後受取額、優遇条件、中途解約、払込方法、農水産業協同組合貯金保険制度をご確認ください。
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