休眠口座と口座維持手数料

休眠口座と口座維持手数料

休眠口座には口座維持手数料がかかります。口座維持手数料とは、預金口座を開設してから解約するまで継続的に発生する手数料です。ずっと使わないで預金残高も少ない休眠口座は、口座維持手数料を支払うと損をします。

日本では口座維持手数料を導入している金融機関は少数ですが、メガバンクを筆頭にマイナス金利や利益減少を受けて導入を検討する金融機関は増えています。

欧米では口座維持手数料を徴収する金融機関のほうがふつうで、アメリカ、フランス、ドイツなど多くの国が口座維持手数料を導入しています。金額は割と高額であり、上手く資産運用しないと利息などの利益が口座維持手数料で相殺されます。

その一方で口座維持手数料の内容はバリエーションに富んでおり、預金残高が基準を下回ると口座維持手数料が発生したり、特典つきの預金商品を口座開設すると口座維持手数料が発生したりします。所定の取引実績をクリアすれば口座維持手数料が無料になる金融機関もあります。

日本ではSMBC信託銀行が口座維持手数料を設定しています。SMBC信託銀行の口座維持手数料は月々2,200円(税込み)です。一方で口座維持手数料の無料化サービスも提供しており、月間平均総取引残高50万円以上などの取引実績を満たすと、口座維持手数料を無料にできます。

りそな銀行やローソン銀行では未使用の預金口座から未使用口座管理手数料を徴収しています。未使用口座管理手数料は一定期間入出金などの取引がなく、預金残高1万円未満の普通預金口座に適用される手数料です。

いきなり徴収されるわけではなくて、まず未使用口座管理手数料の対象になった時点で預金者本人に通知が届きます。そのときに入出金取引や解約などをすれば未使用口座管理手数料の支払いを防げますが、通知のあとも取引をしないままだと未使用口座管理手数料が発生します。定期的に取引していれば支払わなくても済みますが、ひんぱんに取引しない場合は注意が必要です。

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