日本銀行

日本銀行は、その名の示す通り、日本の中央銀行です。中央銀行とは、国の金融組織を取りまとめる公共的な銀行で、通貨の発行や流通量の調整を主な業務としています。海外でいうと、アメリカ合衆国の「連邦準備制度理事会」や英国の「イングランド銀行」などがこれにあたります。

業務内容の性質上、日本銀行に預金口座を持つことができるのは、銀行等金融機関や政府、海外の中央銀行や国際機関に限られており、個人や一般企業は預金口座を持つことができません。そのため、経済ニュースなどで「日銀」の名前を聞くことはあっても、日本銀行は、私達の日常生活とは関わりのない金融機関だというイメージを持っている人が多いかと思われます。しかしながら、私達の日々のくらしと日本銀行は、さまざまな部分で深い関わりを持っています。

日本銀行の役割を問われた時、多くの人が「紙幣の発行」と答えることでしょう。日本銀行は、我が国唯一の発券銀行として、紙幣(日本銀行券)の発行を行っていますが、実はもう一つ別の大切な役割を担っています。それは「紙幣の信用性を維持する」役割です。日本銀行は、ホログラムや潜像模様といった高度な偽造防止技術を導入することにより、紙幣の偽造を防いでいます。

また日本銀行は、全国の支店を通して古くなった紙幣や破損した紙幣を回収し、新しい紙幣と交換して再流通させています。常に紙幣を真偽の判別をしやすい綺麗な状態に保つことにより、偽造紙幣の流通を防止しているのです。海外旅行に行った際、破けてシワシワになった外国の紙幣に驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか。日本の紙幣がいつも綺麗なのは、日本銀行のこうした取り組みのおかげなのです。

このように日本銀行は、偽札が出回らないよう常に監視し、私達が安心してお金を使うことができるよう、紙幣の信用性の維持に取り組んでいます。

日本銀行のもう一つの大きな役割が「物価を安定させること」です。私達は、毎日、当たり前のようにお金を使って商品を購入しています。しかしそれは、物の値段が一定に保たれているからこそ、できることなのです。もし、昨日は一斤200円だったパンの値段が、今日は1000円に値上がりしていたとしたらどうでしょう。同じ商品なのに、その日によって値段がコロコロと変わってしまう、ということは、お金の価値が定まっていないということになり、私達はお金を信用することができなくなってしまいます。

物の価値とお金の価値のバランス、つまり物価が一定に保たれているからこそ、私達はお金を信用し、ものを売買することができるのです。日本銀行は、お金の流通量を調整することにより、物価を安定させるという重要な役割を担っています。

日本銀行が物価を安定させるために行っているのが、最近ニュースでよく耳にする「金融政策」です。日本銀行は、様々な金融経済統計データや、企業へのアンケート調査(短観)、海外支店から収集した情報などの分析を行い、通貨の流通量を調整する金融調節を行っています。私達が毎日同じ値段で商品を購入することができるのも、実は日本銀行が、金融市場の金利を調整しているおかげなのです。

また、私達が何気なく行っている、ATMからの出金や振込といった銀行取引も、実は日本銀行によって支えられています。日本の民間金融機関同士の金融取引は、全て日本銀行が運営している「日銀ネット」と呼ばれる電子決済システムによって行われているのです。

このように日本銀行は、私たちがくらしの中で行っている経済活動全てに深く関わっています。ここでは、見えにくいところで私たちの生活を支えている、日本銀行の業務について詳しく見ていきます。

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