金利の基礎知識

金利とは、お金を借りる側が貸す側に支払う、元本金額に対する手数料の割合のことを指します。住宅ローンなどでお金を借りる場合の利率も、銀行に預金した場合につく利率も等しく金利と言います。銀行に預金すると言うことは、銀行が資金の借り手となるということですので、銀行から預金者に利子が払われるのです。

金利は為替相場や物価と密接な関係をもっています。そのため、日本では従来日本銀行が政策金利を設定することにより、金融政策を行っていました。

2006年までは、日本銀行が金融機関に対して貸し出しを行う際の金利を「公定歩合」と呼び、基準金利としていました。基準金利である公定歩合に基づいて各金融機関の金利が決定されていたため、実質日本銀行が各金融機関の金利を管理してたと言えます。

1994年に、金利自由化が完了したことに伴い、公定歩合は基準金利としての機能を果たさなくなりました。変わりに日本銀行は、金融機関同士で無担保で貸し借りする場合の金利「無担保コールレート」を金融政策のねらいを示すための政策金利として導入しました。これにより、金融機関同士の貸し借りを行う「コール市場」の需給で基準金利が決められるようになったのです。

そして2013年4月、アベノミクスの一環として、日本銀行は金融政策の操作目標を従来の「無担保コール翌日物金利」から資金の供給量である「マネタリーベース」に変更しました。金利ではなく、流通する通貨の量を操作することにより、金融政策を進めて行くことになったのです。これにより、政策金利は実質廃止されたことになりますが、金利が為替相場や物価に大きな影響をあたえていることには変わりありません。

経済活動や私たちの暮らしと密接な関係を持つ金利。ここでは、金利はどのように決まるのか、分類の仕方によりどのような種類に分けられるのか、そして利子と金利はどのような関係にあるのかについて、順を追って述べていきます。

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金利を決める要素

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