定期預金の元利継続と元金継続

定期預金の満期時の取り扱いには、自動解約と自動継続の2種類があります。そして自動継続では満期時の利息の取り扱いによって、更に元利継続と元金継続の2種類の継続方法に分かれます。

複利効果を選ぶか単利効果を選ぶか

定期預金を預け入れる時に決める満期時の取り扱いには、通常は大きく分けて自動解約と自動継続の2種類があります。自動解約は満期が来ると自動的に解約されて普通預金口座にお金が振り込まれます。一方自動継続は満期が来た時点で自動的にまた新しい定期預金として預け入れが継続していきます。そして自動継続では満期時の利息の取り扱いの仕方によって、更に元利継続と元金継続の2種類の継続方法に分かれます。

まず一つ目の元利継続は、定期預金が満期日を迎えた時に、定期預金の元金に満期時の受取利息を合わせた金額を新たな元金とし、そのお金を自動的に再び定期預金に預け入れて継続する仕組みになっています。ですので元利継続では定期預金が満期を迎えて自動継続される度に、受取利息の分だけ元金が増えていきます。つまり資産運用によって得られた収益を再運用することで、利息が利息を生む複利効果を得ることができます。

二つ目の元金継続は、定期預金が満期日を迎えた時に、最初に定期預金に預け入れた元金のみを再び定期預金に自動的に預け入れをして継続させる仕組みになっています。満期時の利息部分は元金に加えられることなく普通預金口座に入金されますので、元金は殖えていくことがありません。ですので何度継続しても当初の元金のみに利息が付く単利商品となっています。

定期預金に預け入れることで資産形成をしたいということであれば、満期時の取り扱いを元利継続にしておくことをおすすめします。継続時の元金は前回の定期預金の元金に利息を足した金額になりますので、前回の預け入れの時よりも元金は増えていきます。前回の預け入れ時と金利が変わらなければ、次の満期時には前回の満期時より多くの利息が付くことになります。元利継続と元金継続を比較した場合、最初の何年かは残高に大きな開きは見られませんが、満期ごとに定期預金残高の総額の差は加速度的に大きくなっていきます。預入期間が長期間になるほど、その運用効果ははっきりと表れてきます。しかし、定期預金に預け入れることによって得られる利息は殖やさずに別のことに活用したいという場合には、元金継続を選択するのが良いでしょう。

元利継続や元金継続をあらわす用語は金融機関によって様々です。例えば元利継続と同様、前回の元本に運用益である受取利息を足して新しい元本とする継続法を、元金成長型、元利金継続、元加式などとも言います。これらは全て複利運用を表す用語です。また元金継続の様に、受取利息を次回の元本に加えない単利運用を表す継続法には利払い式という用語があります。各金融機関の商品情報を調べる際に、これらの言葉を知っておくと役に立つと思われます。

このような定期預金を預け入れる時に設定した満期時取扱い方法は、預け入れをした後でも変更することができます。窓口ではもちろん、多くの金融機関ではATMやネットバンキングでも変更サービスを提供していますので、定期預金の預け入れに関して変更をしたい場合には、そのようなサービスを利用すると便利です。

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