中国の定期預金

中国では定期預金のことを「定期存款(DingQiCunKuanディンチーツンクアン)」と言います。中国の定期預金には4種類あり、それぞれ、整存整取(ZhengCunZhengQuチェンツンチェンチュウ)、零存整取(LingCunZhengQuリンツンチェンチュウ)、整存零取(ZhengCunLingQuチェンツンリンチュウ)、存本取息(CunBenQuXiツンベンチュウシー)と言います。

定期預金を中国語で言うと

定期預金のことを中国語では、「定期存款(DingQiCunKuanディンチーツンクアン)」と言います。通常は、略して「定存(DingCunディンツン)」と言うことの方が多いです。銀行で、定期預金を作成したい場合、「我想做定存(WoXiangZuoDingCunウヲシアンツヲディンツン)」(私は、定期預金を作成したい)と言ってください。簡単に、「做定存(ZuoDingCunツヲディンツン)」(定期預金作成)だけでも通じます。

中国の定期預金には、(1)整存整取(ZhengCunZhengQuチェンツンチェンチュウ) (2)零存整取(LingCunZhengQuリンツンチェンチュウ) (3)整存零取(ZhengCunLingQuチェンツンリンチュウ) (4)存本取息(CunBenQuXiツンベンチュウシー)の4種類があります。

(1)の整存整取は、一定の金額を一定期間預け入れ、満期日に預け入れ元本と利息を受け取るというもので、一般的に定期預金と言えば、整存整取のことを指します。店頭の表示とか、ネットバンキング等では、「整存整取」と表示されていることが多いです。(2)の零存整取は、一定期間、一定金額を積み立てていき、満期時に積み立て合計の元本及び利息を受け取るものです。(3)の整存零取は、一定金額を一定期間預け入れますが、期間中に徐々に引き出していき、満期時には利息のみを受け取ります。(4)の存本取息は、一定の金額を一定期間預け入れ、預入期間中に利息のみを分割で受け取り満期日には元本を受け取るというものです。以下では、一般的な定期預金として整存整取について記述します。

・預入金額:50元以上1元単位で預入可能です。

・預入期間:3か月、6か月、1年、2年、3年、5年の6種類です。

・適用金利:中国人民銀行により預入期間別に基準金利が定められます。

各銀行は、基準金利をベースに独自に適用金利を定めます。主要銀行の店頭公示の適用金利は、一律横並びになっていますが、銀行毎に預金キャンペーンで上乗せ金利を提示しており、現実には銀行毎に適用金利は異なります。尚、上乗せ金利は、「上浮20%」のような表現になっています。この意味は、店頭公示金利の20%を上乗せするという意味です。例えば、1年物定期預金の店頭公示金利が1.75%、上乗せ20%となっていた場合、適用金利は、1.75+1.75×0.2=2.1%となります。尚、金利計算は、単利方式で、複利計算はされません。例:3年定期預金の利息は、元本×適用金利×3となります。

・満期時の受取方法:定期預金作成時に、満期時の受取方法を以下の3種類の方法より指定します。(1)元本及び利息を普通預金へ自動振替入金 (2)元本は継続して定期預金に預け入れ、利息のみを普通預金へ自動振替入金 (3)元本及び利息の合計金額で、継続して定期預金に預入。尚、継続後の定期預金の期間は元の定期預金と同一期間、適用金利は継続時の金利となります。

・期日前解約:本人が、キャッシュカードとパスポートを銀行窓口へ持参して手続きを行わなければなりません(ネットバンキングでは受け付けられません)。期日前解約をした場合、預入全期間に対して、普通預金金利が適用されます。

・ネットバンキング:「定活互転」というタグから、誘導に従って、金額、期間、満期時処理を選択していき、最後にパスワードを入力すれば、簡単に定期預金を作成することができます。

・外貨定期預金:日本円、米ドル等の外貨で定期預金を作成することもできます。手続き等基本的には、上述の内容とほぼ同じです。具体的には、個別に各銀行の取り扱い内容を確認する必要があります。

中国の預金保険制度

中国の預金保険制度は、2015年5月1日よりスタートしました。その主な内容は、以下の通りです。(1)中国国内の預金取り扱い金融機関は、預金保険に強制的に加入させられます。(2)人民元預金及び日本円を含む外貨預金が保険の対象です。(3)金融機関が破綻した場合、一人当たり最高50万元(約8百万円)が預金保険より弁済されます。(4)破綻した金融機関に50万元以上の預金を預け入れていた場合、50万元を超える部分は、破綻した金融機関の清算財産より支払われます。(5)最高弁済金額の50万元は、情勢の変化に応じて見直し、日本の内閣に相当する国務院より公布されます。(6)預金保険基金は、問題のある金融機関を破綻前に他の金融機関が吸収合併の形で救済することを支援します。

中国の銀行で口座開設をする方法

中国では、単独で定期預金口座を開設することはありません。定期預金は、普通預金口座に付随する形で、分別管理されるからです。普通預金口座の開設は、店頭へ出向き、パスポートを提示し、口座開設申し込み用紙に記入するだけで、その場で完了します(キャッシュカードもその場で交付されます)。申込用紙には、住所や連絡先電話番号の記入が必要です。住所が決まっていない場合、携帯電話未入手の場合などは、臨時に勤務先あるいは同僚等の住所、電話番号等を記入して下さい(連絡先を登録することが目的です)。又、銀行によっては、口座開設に際して入出金通知サービスとか残高通知サービスなどの有料サービスが付随しています。その場で「不要(BuYaoプーヤオ)」と言って外すことができます。口座開設時に登録した、住所、電話番号、パスワード、各種有料サービス等は、後刻インターネットバンキングや、店頭で変更することが可能です。尚、中国では、個人の銀行取引に印鑑は使用しません。サインとパスワードが原則です。従って、口座開設の際に印鑑を持参する必要はありません。

現地通貨人民元と日本円との両替

個人の外貨両替(日本円は、中国では外貨です)は、年間合計5万米ドル相当額(約550万円)以内の場合、パスポートを提示するのみで、両替することが可能です。5万米ドル相当額を超える場合は、銀行へ給与証明書、納税証明書等の提出を求められます。10万ドル相当額を超える場合、国家外貨管理局(以下、SAFE)による許可が必要です。以下は、5万ドル相当額未満の両替に付いて説明します。

(1)為替レート

SAFEより、当日の為替レートが通貨毎に発表されます。各銀行は、SAFEのレートをベースに店頭公示レートを決定します。従って、銀行毎に為替レートは異なります。店頭公示レートは、PCやスマホで簡単に照会することが可能です。勿論、各銀行支店では文字通り、店頭に公示しています(電光掲示板が多いです)。尚、日本では1人民元当たり16円とか17円と表現しますが、中国では100円当たり6.25人民元とか5.88人民元というように表現します。因みに、2017年10月9日の日本円の為替レートは、SAFEレートが5.9145、中国銀行のTTB:5.8728、TTS:5.9141、Cash買入:5.6899、Cash売出:5.9141となっています。日本式の表現に直しますと、それぞれ16.91、17.03、16.91、17.58、16.91となります。

(2)日本円現金を人民元へ両替する場合

2017年10月9日に中国銀行で1万円を両替すると、568.99人民元を受け取ることになります(銀行にとって、日本円のCashを買入れることになりますので、Cash買入レートが適用されます)。受取は、人民元現金で受け取ることも、(普通預金口座があれば)口座へ入金することも可能です。両替は、空港の両替窓口、ホテルのキャッシャー、銀行窓口で行うことができます。これらの場所では、「換銭(HuanQianホヮンチェン)」あるいは「Money Change」の一言で、用件が伝わります。パスポートを提示して、人民元現金を受け取り、受取伝票にサインをして手続き完了です。

(3)普通預金口座にある日本円を人民元へ両替する場合

2017年10月9日に中国銀行で1万円を両替すると、587.28人民元を受け取ることになります。キャッシュカードとパスポートを銀行窓口へ持参して手続きを行います。通常は、人民元口座へ振替入金です。現金が必要な場合は、その場で出金伝票を書いて現金を引き出すか、両替手続き完了後ATMで現金を下ろしてください。尚、この場合は「換銭(HuanQianホヮンチェン)」ではなく、「結?(JieHuiジエフイ)」と言います。外貨(日本円)を売って人民元を購入するという意味です。

(4)人民元を日本円へ両替する場合

2017年10月9日に中国銀行で1万円の日本円を入手するためには、591.41人民元が必要になります(現金で受け取る場合も口座へ入金する場合も適用レートは同じです)。この場合は、「購?(GouHuiゴウフイ)」と言います。外貨を購入するという意味です。人民元は現金でも口座引き落としでも構いません。尚、口座へ入金する場合、定期預金の場合と同じく普通預金口座の中で、人民元と日本円は分別管理されますので、特に日本円口座を開設する必要はありません。

中国のATM及びインターネット銀行

中国では、国中の至る所にATMが設置されています。ATMでは、人民元現金の入出金、残高照会、送金、パスワードの変更などを行うことができます。中国の銀行は、銀聯(UnionPay)へ加入していますので、どの銀行のATMでも利用することが可能です。但し、取引の内容によっては手数料がかかる場合があります。多くの銀行の店頭では、日本と同じく極力ATMコーナーへ誘導しようとします。大手銀行のATMでは、中国語表示に加えて英語表示を選択できるものがあります。極まれに、日本語表示可のATMに出会うこともあります。

さて、中国では、急速に広範囲にキャッシュレス化が進んでおり、銀行取引はPC又はスマホを通じたネットバンキングが主流と言って過言ではありません。ネットバンキングのことは、中国語で「網銀(WangYin ワンイン)」と言います。PCでの取引では、USBキー(USBの中に暗号キーが登録されているものや、USB自体に乱数表示の使い捨てパスワード表示するものなど)を発行してもらい使用するのが安全です。発行手数料として、10元から20元程度かかります。USBキーは中国語では、「U盾(U Dunユートゥン)」と言います。スマホでの取引では、登録パスワードの外、指紋認証、顔認証、取引毎に使い捨てパスワードをショートメッセージで通知してくる等の安全策があります。ネットバンキングに精通すれば、定期預金取引も、送金も、外貨両替も、パスワードの変更を始め各種届出事項の変更も極めて簡単に効率よく行うことができます。残念ながら、その為にはそれらの中国語に精通する必要があるということを付言させて頂きます。

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